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山の彩り-山野草
やまじのほととぎす 日本の固有種。北海道から九州に分布し、山野の林内に生育する多年草。草丈は50〜60cmほど。葉は、卵状長楕円形または狭長楕円形で、先は急にとがります。花は、茎頂と葉腋に1〜2個。花柄に毛が多く、花は長さ約2cm。花被片は白色で紫色の斑点が少なく、下部には紫色の大きな斑点があります。上部は平開していますがそり返りません。花糸と花柱とに紫色の斑点はありません。和名の由来は、紫色の斑点が鳥のホトトギスの胸元に似て、山路でよく出会うことから。
山路の杜鵑草
科 目 ユリ科
花 期 8月から10月頃
26s:加茂町、当尾の里-岩船寺/浄瑠璃寺、撮影日:2012.09.27
25wn:今津町/福井県若狭町、三十三間山、撮影日:2008.09.23
25ni:伊吹町/岐阜県揖斐川町、ブンゲン/日ノ出山、撮影日:2005.09.09
18ne:池田町/大野市、部子山、撮影日:2013.08.04
ホトトギスは白地に紫斑、斑が多く花弁が紫色に見えるのに対し、ヤマジノホトトギスは、白地に紫斑、斑は多くなく、花片被は平開きし反転することはありません。ヤマホトトギスの花片被はそり返り、花序は茎の先につき(頂生)枝分かれします。