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山の彩り-山野草
16:富山市有峰、薬師岳、撮影日:2016.08.03
みやまこごめぐさ 日本の固有種。中部地方の北アルプスを中心に、本州・四国・九州に分布し、亜高山帯から高山帯の乾燥した草地に生育する一年草。茎は単一または僅かに分岐し、下向きの白い屈毛が生えます。草丈は6〜20pほど。葉は対生で倒卵形、上半部にやや尖った鋸歯があります。苞葉の脇に、長さ8〜10oの花を付け、花冠は白色で、唇弁に紫の条があり、上唇は兜形で先は2裂して反返り、下唇は側唇と同じかやや長く、下の3裂した花弁の中央には黄色の斑があります。
深山小米草
科 目 ゴマノハグサ科
花 期 7月から9月頃
コゴメグサの仲間は非常に変異が多く、中間型も多いので特に区別が難しいようです。ある程度、場所により棲み分けしているので、それから概ね判断できます。例えば南アルプスや八ヶ岳ではコバノコゴメグサ、北アルプスや両神山地などではミヤマコゴメグサであることが多いとされています。
20as:安曇市/松本市、燕山荘/大天井岳/常念小屋、撮影日:2007.08.09