山聲-TOP
山野草-TOP
山の彩り-山野草
ハス インド原産。日本各地に分布し、肥沃な池や水田に生育する多年草の水生植物。かつて、日本に自生していたようですが、現在の日本のハスは、中国から渡来したもので、鑑賞用として各地の池や沼などで栽培されていて、みごとな花をつける名所もあります。和名の由来は、日本の呼名「はちす」は、花托(花びらなどがつく部分)の形状を蜂の巣に見立てたことからで、「はす」はその転訛。地下茎は蓮根(れんこん、はすね)といい、野菜名として通用します。
科 目 スイレン科
花 期 6月から8月頃
25s:草津市、草津水生植物園、撮影日:2005.07.11
14:鎌倉、鶴岡八幡宮、撮影日:2018.06.27
18ns:南条町、杣山-花はす公園、撮影日:2012.07.10
18ns:南条町、杣山-花はす公園、撮影日:2004.07.08
18ns:南条町、杣山-花はす公園、撮影日:2004.06.29
18ns:南条町、杣山-花はす公園、撮影日:2003.07.12
仏像の台座を蓮華座と言いますが、ハス(蓮)の花のこと。仏教以外でも聖なる花として扱われるくらい、気品のある色と姿です。ハスの葉は大きいだけでなく、強大な表面張力により、水はすべて水滴になりコロコロと表面から滑り落ちます。それゆえ傘の代わりに最適。

池などの地中に、根茎を横に伸ばし、くびれた節から根や長い葉柄のある葉を出します。根茎は太く、断面には放射状に7〜10個の穴があります。葉は円形で、上面に毛が密生し、撥水性があり、葉柄が盾状につきます。葉柄には、固い棘状の突起があり、断面には4個の穴があります。4月頃、新芽を出し、生育初期には水面に浮く浮葉になり、その葉はずっと浮いたままで過ごします。その後、水面から上に立ち上がる立葉が出てきます。
花期には、長い花柄の先端に白から桃色の花を1個咲かせます花色は、紅・紅紫・白・黄など。花弁は、一重咲きは15〜16枚、半八重咲きは18〜25枚、八重咲きは30〜200枚程度。花は朝開き一定時間後に閉じ、4日目に散ります
観賞用の品種の他に、食用の品種も多数あります。
29:桜井市、長谷寺、撮影日:2017.09.20
25s:草津市、草津水生植物園、撮影日:2020.06.23
大賀ハス