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山の彩り-山野草
ときそう 北海道から九州に分布し、日当たりのよい酸性の湿原に生育する多年草。地下で横に這う根茎があり、所々から地上に茎を立てます。草丈は10〜30cmほど。葉の形は、披針形または線状長楕円形で、一茎に一枚のみつけます。花期に、茎頂に紅紫色の花を横向きに1個つけ、中裂片は大きく、縁や内側に肉質の突起が密生し目立ちます。花の下にある小さな葉のように見えるものは苞葉です。和名の由来は、花の色が朱鷺(とき)の羽色からきた朱鷺色であることから。
朱鷺草
科 目 ラン科
花 期 5月から7月頃
25ni:山東町、山室湿原、撮影日:2007.06.20
25ni:山東町、山室湿原、撮影日:2021.06.10
25ni:山東町、山室湿原、撮影日:2016.07.01
25ni:山東町、山室湿原、撮影日:2012.06.27
25ni:山東町、山室湿原、撮影日:2010.06.24
25ni:山東町、山室湿原、撮影日:2009.06.03
25ni:山東町、山室湿原、撮影日:2008.07.02
25ni:山東町、山室湿原、撮影日:2008.06.24
優しく美しい花姿から山草愛好家に好まれ、山野での個体数が減少し(主要因は、湿地の開発と園芸・販売目的の採集で数を減らしているといわれています)、トキが日本で野生絶滅したように、トキソウも絶滅への道をたどっていると危惧されています。
25ni:山東町、山室湿原、撮影日:2011.06.30
25ni:山東町、山室湿原、撮影日:2008.06.16