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山の彩り-山野草
はなとらのお 北米東部原産の宿根草。日本には、大正時代に渡来し、観賞用に栽培されている園芸植物です。日本全土に分布し、日当たりと水はけがよく、適度に湿り気のある肥沃な土壌に生育する多年草。人家周辺で野生化しています。大変性質が強く、一度植えると放置していても、地下茎でよく増えます。 品種により草丈や開花時期・花色など幅があり、桃色や薄紫から白色の小さな唇形の花を咲かせます。和名の由来は、花穂の姿が虎の尻尾のように見えるということから。
花虎の尾
科 目 シソ科
花 期 7月から9月頃
25znw:彦根市、鳥居本-路傍、撮影日:2015.08.14
21i:揖斐川町、鎗ヶ先、撮影日:2015.09.05
草丈は40〜120cmくらい。地下茎が横に延びて群生し、茎は直立して4稜があり、断面が四角形です。葉は対生する単葉で、長楕円形から披針形となり、縁に鋸歯があります。花茎は綺麗に直立し、茎先に、長さ10〜30cmの総状花序を出し、下から咲きあがっていき、花が四方を向いて規則正しく密に並びます。花冠は2唇形で、白または淡い紅色となります。果実は四分果です。一般の庭だけでなく有料庭園や、公園など様々なところで見ることができます。放任栽培でもよいくらいです。
25znw:彦根市、鳥居本-路傍、撮影日:2016.08.17