山の彩り-山野草
| こけ |
苔は、地表や岩の上にはいつくばるように成長し、広がるような植物的なもの。藪などの日の当たらない場所に主に生えている花を咲かせない植物です。狭義のコケは苔類、蘚類、ツノゴケ類の総称としてコケ植物を指しますが、コケはそれに加え菌類と藻類の共生体である「地衣類」や、一部のごく小型の維管束植物や藻類などが含まれます。語源は「木毛」にあり、元々は樹の幹などに生えている小さな植物の総称とする説があります。鑑賞の対象や食用の苔もあります。 |
| 苔 |
| 科 目 |
コケ植物 |
| 花 期 |
通年 |
植木鉢や花壇の中、緑道や生垣の地面、街路樹の幹、石垣やコンクリート塀、アスファルトの道路の割れ目、マンホールの蓋、そんな所に、と思うような場所で見られます。
コケには仮根(かこん)と呼ばれる、根に似た器官がありますが、それは何かに張り付くためのものであって、地面から水分や栄養を吸い上げる機能はありません。実は、こけは根でなくからだ全体で水分を吸収する植物。だから土からではなく岩や人工物に生えることがあります。草木やシダが生えないような場所に、コケは生えています。
苔の美しいお寺は、谷間や山すそに多い気がします。苔は梅雨時に美しいイメージがありますが、秋が深まり木々の葉が色づけば、苔の渋みが紅葉と好一対にもなります。苔は強い日差しを嫌がるわけでもありません。要は水次第なのでしょう。滝壺の横で常に水しぶきがかかる所なら、日当たりが良い岩の上でも苔は育ちます。水にも日光にも恵まれた環境が好きだと分かります。苔はそれぞれの場所で、輝いています。
17k、石川県小松市、叡知の杜-苔の里、撮影日:2023.04.18
「スナゴケ」
「ハイゴケ」
「スギゴケ」
「フデゴケ」
「ホソバオキナゴケ」
「シノブゴケ」
「シッポゴケ」
「ヒノキゴケ」