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山の彩り-山野草
たんぽぽ 日本ぜんっくに分布し、道端や野原・草原に生育する多年草。草丈は15cm内外で、花は一般に黄色ですが白色もあります。葉は生い茂って羽状に裂けるか、不整鋸歯があります。花は、舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集まり、頭状花を形成し、花茎は分離しません。そのため、頭花が一つの花であるかのように見えます。江戸時代にはタンポポはツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたことから、転じて植物もタンポポと呼ばれるようになったのが通説。
蒲公英
科 目 キク科
花 期 3月から5月頃
25znw:彦根市、鳥居本路傍、撮影日:2012.02.24
25es:竜王町/近江八幡市、雪野山/安妃山、撮影日:2015.01.24
25en:八日市市/安土町、小脇山/舟岡山、撮影日:2012.01.17
25en:五個荘町、清水山、撮影日:2016.02.11
25en:近江八幡市、鶴翼山/望西峰、撮影日:2015.02.21
タンポホ゜の種類は多く、関東地方のカントウタンポポ、中部地方から北に分布するエゾタンポポ、近畿以西に多いカンサイタンポポなどがあります。
日本でよく知られるタンポポには、古来から自生していた在来種(日本タンポポ)と、明治以降に外国から持ち込まれた外来種があります(現在は帰化種といわれている)。在来種は外来種に比べ、開花時期が春の短い期間に限られ、種の数も少なく。また、在来種が種子をつくるためには、他の株から花粉を運んでもらって実を結び、子孫を増やす必要から、同じ仲間と群生しています。一方で外来種は、一年中いつでも花を咲かせ、かつ一個体のみで種子をつくることができるため、在来種に比べて小さな種子をたくさん生産します。夏場でも見られるタンポポは、概ね外来種のセイヨウタンポポです。そして、セイヨウタンポポは、ものすごい勢いで繁殖をしています。