山聲-TOP
山野草-TOP
山の彩り-山野草
おたからこう 本州の福島県以南から九州などに分布し、暖温帯上部から冷温帯にかけての湿地に生育する多年草。花茎の高さは1〜2m。根出葉はフキに似て葉柄があり、心円形で直径30〜40cmになり、葉の縁には鋸歯状になります。茎の上部に黄色い頭花を総状につけ、総状花序の下から上へ開花してゆきます。和名の由来は、根茎の香りが、防虫剤や香料にする龍脳香(宝香)に似て、メタカラコウより花が大きく多いことから。食用になるフキ似て、若い葉は食用にもされます。
雄宝香
科 目 キク科
花 期 7月から10月頃
全体がメタカラコウに似ますが、メタカラコウの頭花の舌状花が3個程度であるのに対し
オタカラコウは8個程度で、また全体的に大ぶりです
メタカラコウの根出葉の基部は、ほこ形になりますが、オタカラコウは尖りません。
20sw:富士見町/伊那市、入笠山、撮影日:2014.08.05
20as:安曇市、燕岳-中房、撮影日:2007.08.08