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山の彩り-山野草
たむしば 本州から九州に分布し、温帯から暖帯の山地に生育する落葉小高木。樹高は3〜10mほど。花はコブシに似ていますが、コブシが花の下に葉が一枚ついているのに対し、タムシバは花の下に葉がないので見分けは容易です。タムシバは西日本に分布する高木型と東日本に分布する低木型があります。葉が展開する前に、直径10cmほどの芳香のある白い花が咲きます。葉は、広披針形または長楕円形で細長く、葉裏は白味(コブシは緑色)を帯びています。
田虫葉
科 目 モクレン科
花 期 3月から5月頃
25zns:多賀町、鍋尻三山/向山(芹川南)、撮影日:2005.04.12
25nn:木之本町、横山岳-白谷/東尾根、撮影日:2016.05.05
25en:安土町/八日市市、繖山/上出やま、撮影日:2006.03.29
26cn:京都市左京区/大津市、鎌倉山/峰床山、撮影日:2015.04.24
25zns:多賀町/秦荘町、八ツ尾山/高取山/秦川山、撮影日:2009.04.29
25nn:彦根市、向山(芹川北)/男鬼山、撮影日:2013.04.05
25nn:彦根市、東武奈山(仮称)、撮影日:2008.04.16
25wn:マキノ町/西浅井町、東山/峯山、撮影日:2016.04.09
25ns:湖北町、小谷山/西池、撮影日:2017.04.14
25nn:余呉町、新谷山/七々頭ヶ岳、撮影日:2017.05.02
24k:水口町、古城山、撮影日:2009.04.07
和名の由来は、葉っぱにタムシ状の白い斑点があることから、あるいは、葉を噛むと甘みがあるため「カムシバ」、これが転訛してタムシバとなったという二つの説があります。葉にとどまらず、樹皮、枝にも甘い香りがあります。その蕾は漢方薬に利用されます。
18nn:福井市、吉野ヶ岳、撮影日:2016.03.30