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しきざくら(にきざくら) ジュウガツザクラ、コバザクラ(フユザクラ)、コブクザクラ等と同じく、春と秋から冬にかけて咲く二季咲きで、広義の冬桜の一つです。花期は、春の4月上旬頃と秋の10月頃からで、暖かければ冬の間も断続的に咲きます。二季咲き以外の点では、コヒガンに類似し、樹形は傘状で、樹高は5m程の亜高木。一重咲きで淡紅色の小輪の花をつけます。春は、開花と同時期に新芽も芽を出し、一方秋は自らの葉が落ちる時期に開花します。また、春のほうが花は大きくなります。
四季桜(二季桜)
科 目 バラ科
花 期 10月から4月頃
25znw:彦根市、彦根城桜の馬場公園(二季桜)、撮影日:1011.12.26
エドヒガン系の中のコヒガン系の栽培品種で、マメザクラとエドヒガンが交雑した種間雑種で、春と秋から冬にかけての二度開花する二季咲きが特徴です。
シキザクラと同じコヒガン系で二季咲きのジュウガツザクラとは、一重咲きか否かで区別できるほか、その他の二季咲きの栽培品種とは萼筒と花の組み合わせて見分けることもでき、シキザクラは萼筒が細く一重、ジュウガツザクラは萼筒が紅色で八重、コバザクラ(フユザクラ)は萼筒が紅色で太めで一重、コブクザクラは萼筒が漏斗型で八重といった特徴があります。
シキザクラ(四季桜)とニキザクラ(二季桜)は、地方によって呼び方が違うようです。
21y:関ヶ原町、松尾山-松尾/平井、撮影日:2015.12.20
21y:関ヶ原町、松尾山-松尾/平井、撮影日:2015.12.20