山聲-TOP
山野草-TOP
山の彩り-山野草
こぶし 北海道から九州に分布し、山地や丘陵の湿った平地に生育する落葉高木。樹高は5〜20mほど。冬芽は、毛に覆われた厚い鱗片に包まれ、花芽の冬芽は、大きく膨らんでいます。低地では、花がまず咲きますが、海抜の高い場所では、花と葉が同時に出てきます。花は白く、花弁は6枚で、中心に近い部分は赤味を帯びます。顎片は3枚で、花弁とよく似ています。和名の由来は、果実がコブ(瘤)状になることと、中から種子、シ(子)が出ることから。樹皮は有毒です。
辛 夷
科 目 モクレン科
花 期 3月から5月頃
花だけを見ていると、ハクモクレン・タムシバ・コブシの見分けが付きにくいく難しいです。花の下に小葉が付くのがコブシ、付かないのがタムシバとよく言われますが、蕾の時や咲き始めは葉が見えない場合があります。ハクモクレンは、他の2種に比べ花が大く、きちんと上向きに咲きます。コブシは低山に咲き、タムシバは奥山と言われる様な、高い所で見る事ができます。山に、春を呼ぶ植物として、歌にも歌われています。
25ns:湖北町、小谷山/西池、撮影日:2017.04.14
25nn:余呉町、新谷山/七々頭ヶ岳、撮影日:2017.05.02