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ハンカチのき 中国の原産。北海道から九州に分布し、寒さに強く、日当たりの良い適度な湿気のある場背に生育する落葉高木。樹高は2〜3mほど。花についた、白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がり、よく目立つため、日本では「ハンカチの木」や「ユウレイの木」・「ハトの木」などと呼ばれています。別名の「ハト」は鳥の鳩であり、ユウレイは聖霊のことと考えられています。葉は広卵形で互生します。花はハナミズキのような頭状花序になり、2枚の苞葉(ハナミズキの場合は4枚)に囲まれます。
ハンカチの木
科 目 ミズキ科
花 期 4月から5月頃
25ns:浅井町、七尾山山麓-庭木、撮影日:2015.04.26
花をつけるまでには10〜20年ぐらいだそうで、なかなかお目にかかることができません。日本には、平成時代になってから苗木が簡単に手に入るようになり、シンボルツリーとして植栽されるようになりました。秋にできる果実は、複合果でクルミのように硬く、大きさはキウイフルーツほど。