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山の彩り-山野草
はまなす 北海道・本州の太平洋側は茨城県・日本海側は島根県を南限として浜辺に分布し、暑さに弱く日当たりと水はけの良い場所に生育する落葉低木。樹高は100〜150cmほど。地下茎を伸ばして群生します。花は、枝先に1〜3個ほど、紅紫色の5弁花を咲かせ、甘い芳香があります。花径は5〜8cmあり、花弁の先端に凹みがあり、野生のバラとしては大輪で2〜3日で枯れます。花期に、赤い花(まれに白い花)を咲かせ、根は染料、花は薬用や香料に、果実は食用になります。
浜茄子
科 目 バラ科
花 期 6月から8月頃
15:佐渡市、尖閣湾揚島遊園、撮影日:2017.05.25
ハマナスは、「ハマナシ(浜梨)」が訛ったものとする説がありますが、これは、夏から秋にかけて赤く熟す実が、食用で形が梨の形に似ているところから「浜辺の梨」から「ハマナシ」と、呼ばれるようになったいわれています。また、その他の由来では、北海道から東北地方の海岸沿いに咲いていることが多く、東北では「シ」を「ス」に近いような音で発音することから、「ハマナシ」から「ハマナス」に変化したという説もあります。別名:ハマナシ(花梨)。