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やまつつじ 北海道南部・本州・四国・九州に分布し、暖温帯域全域の丘陵から山地の林内や林縁に生育する落葉半低木。日本のヤセイツツジの代表種で、酸性土壌に向いています。高さは1〜4mになります。日照の強い尾根筋に生育する個体の葉は、厚くて光沢がありますが、林内に生育するものでは、葉は光沢が少なく、柔らかくて花数も少ないです。葉は互生し、両面に褐色の粗い毛が生えています。やや小さい朱色から赤色の花をつけます。雄しべは 5 本です。
山躑躅
科 目 ツジジ科
花 期 4月から6月頃
25wn:西浅井町、山門水源の森、撮影日:2011.06.15
25wn:西浅井町、東ヶ谷山/山門水源の森、撮影日:2008.06.10
24zc:菰野町/滋賀県永源寺町、水晶岳、撮影日:2014.05.30
25zns:多賀町/岐阜県上石津町、ヨコネ(横根)、撮影日:2015.05.06
25zns:永源寺町、滝谷山、撮影日:2008.05.09
25zns:多賀町/岐阜県上石津町、北横根(仮称)、撮影日:2012.05.17
25wn:今津町/福井県美浜町、大御影山/滝谷山、撮影日:2008.06.07
25wn:今津町、箱館山-処女湖、撮影日:2009.06.12
25ns:湖北町、山田山、撮影日:2014.04.25
25ns:浅井町、七尾山-醍醐/醍醐、撮影日:2009.04.22
25nn:余呉町/福井県今庄町、音波山/下谷山、撮影日:2015.06.02
25k:大津市、笹間ヶ岳、撮影日:2011.05.18
ツツジ属の植物は低木から高木で、葉は常緑または落葉性で互生。果実は刮ハ。花期には、漏斗型の特徴的な形の花(先端が五裂している)を数個、枝先につけます。花の花弁には、斑点状の模様が多く見られます。これは蜜標(ガイドマークとも)で、蜜を求める昆虫に蜜のありかを、示している模様でであることがよく知られています。蜜標によって、花に潜り込む昆虫による受粉ができるように、雄蕊がついており、雌蕊の柱頭は蜜標のある方に曲がっています。
25zns:多賀町/岐阜県上石津町、三国岳/焼尾山、撮影日:2014.05.17
25s:大津市/京都市左京区、皆子山、撮影日:2010.05.15
ツツジは「躑躅」と書きますが、「見る人が足を止めるほど美しい」という言われに由来します。「躑」と「躅」はいずれも、たちどまる、たたずむ、の意です。
学術的にはツツジ属の植物で、シャクナゲ類を除いた半常緑性または落葉性のものの総称。日本では古くから園芸品種として、美しい品種がたくさん生まれました。中でもサタツツジとヤマツツジやミヤマキリシマなどをかけ合わせて生まれたクルメツツジはその代表で、種類も多く、色とりどりの花が咲きます。ヒラドツツジも日本全国でよく見られる大型のツツジで、花も大きく街路樹としてもたくさん植栽されていて、ケラマツツジやモチツツジ、キシツツジなどを親としています。
25zns:多賀町、大瀧神社、撮影日:2018.04.27
25wn:西浅井町、山門水源の森、撮影日:2012.06.04
25ni:伊吹町/岐阜県春日村、国見岳/御所峰、撮影日:2018.05.21
25ni:伊吹町/岐阜県揖斐川町、ブンゲン(射能山)、撮影日:2009.06.03