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わびすけ 椿と茶の木の雑種の園芸種。本州から九州に分布し、耐寒性があり日陰に生育する常緑低木。樹高は1〜3mほど。葉は、先が尾状に尖った長楕円形で、厚手で表面に光沢がある革質で、濃緑色で、両面とも無毛で、縁には細鋸歯があり互生。花期は、品種によって差異があります。花色は、白・桃色・赤色・絞りなどです。和名の由来は、佗と好(すき、数奇)の複合からくる他、千利休の下僕の名前や、加藤清正の家来の名に由来することから。茶花、庭木として観賞します。
侘 助
科 目 ツバキ科
花 期 12月から4月頃
25znw:彦根市、鳥居本-庭園、撮影日:2009.02.11
茶道の茶室に飾られる、「茶花」の代表的な存在として古くから栽培されています。花びらを開ききらず、筒型に咲くことや、おしべがツバキにくらべ退化していることなどが特徴です。葉は、ツバキよりやや細くく、花は半開のラッパ状で、花期も一般に早いです。江戸時代中期からワビスケといわれるものは、花が淡紅色で白斑があり、コチョウワビスケ(胡蝶佗介)といわれるものです。ツバキと同じく、花弁を散らさず花のまま落ちます。