山聲-TOP
山野草-TOP
山の彩り-山野草
やぶつばき 本州の東北地方以西から沖縄に分布し、海岸線や山地に生育する常緑高木。樹高は2〜6mほど。樹皮は、褐灰色から黄褐色で滑らかで、枝は淡褐色で無毛。葉は互生で、縁には細かい鋸歯です。葉質は、革質で両面とも無毛で、表面は濃緑色で光沢があります。枝先に、赤色の花をつけ、淡紅色や白色もあります。雄しべは多数あり、花糸は白色で下半部は合着して筒状です。花筒の底には、大量の蜜があります。萼は黒褐色で外面に絹状の伏毛が密生します。
藪 椿
科 目 ツバキ科
花 期 2月から4月頃
25znw:彦根市、鳥居本-山麓、撮影日:2016.01.23
25zns:多賀町、青龍山/丸山、撮影日:2009.12.25
25k:信楽町、長野東山/愛宕山、撮影日:2016.03.24
25k:石部町、阿星山-観音寺、撮影日:2010.03.14
25wn:マキノ町/西浅井町、東山/峯山、撮影日:2016.04.09
25s:大津市/京都市左京区、比叡山-北尾根、撮影日:2014.11.22
25k:水口町、古城山、撮影日:200.9.04.07
25en:近江八幡市、伊崎山、撮影日:2010.01.05
25zs:関町/滋賀県甲賀町、高畑山/溝干山、撮影日:2008.03.29
24zc:菰野町、尾高山、撮影日:2016.02.03
24zc:菰野町、福王山、撮影日:2016.01.10
ツバキは、冬の花の少ない季節に咲く花として、古来からサザンカとともに品種改良されてきました。ツバキの種子は、油を大量に含み、ツバキ油が採取されます。ツバキ油は灯明・薬・化粧などに使用され、重要な油用植物です。油を採取する目的で、ヤブツバキを残したためにヤブツバキの純林となった場所もあります。花期には、花を訪れる昆虫が少なく、花粉の媒介は、主にメジロなどの小鳥が行っています。この季節、森を訪れると顔がヤブツバキの花粉で真っ黄色になっている小鳥を見ることができます。
25znw:彦根市、笹尾-山麓、撮影日:2015.11.21
25nn:余呉町/西浅井町、行市山/文室山、撮影日:2016.04.16
17k:加賀市、蔵六園-近傍、撮影日:2019.12.16