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山の彩り-山野草
しゃくなげ ヒマラヤが原産。本州の中部地方以西から九州に分布し、山地や渓流など高湿度の土地に成育する耐寒性常緑低木。樹高は1〜4mほど。自然状態でも交雑種が多く、種類は多岐にわたります。葉は輪生し光沢があり、丸みを帯びて細長く、やや下垂します。葉形は広楕円形で肉厚、光沢があります。粗めに枝分かれして育ちますが、樹高の高くなる品種は、やや間延びした感じになります。頂部にツツジに似た花をぐるっと球状につけるように、大きな花序をつけます。
石楠花
科 目 ツツジ科
花 期 4月から5月頃
25zns:多賀町/岐阜県上石津町、ヨコネ(横根)、撮影日:2015.05.06
25zns:多賀町/岐阜県上石津町、三国岳/焼尾山、撮影日:2014.05.17
25zs:日野町、鎌掛-しゃくなげ渓、撮影日:2006.05.09
25zns:永源寺町、滝谷山、撮影日:2008.05.09
25zns:多賀町/岐阜県上石津町、北横根(仮称)、撮影日:2012.05.17
25zc:日野町、綿向山/イハイガ岳、撮影日:2009.05.10
日本に自生するシャクナゲには、ホンシャクナゲ、ツクシシャクナゲ、アズマシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、キバナシャクナゲなどがあります。単にシャクナゲという場合は、本州中部以西に分布するホンシャクナゲを示すことが多いです。基本的には、高山植物としての性質を持ちますが、品種改良されて高温多湿の土地に耐える品種もあります。開花時期には、数輪から十数輪の大きな花が花茎の先端にまとまって咲きます。園芸用として人気が高いのはセイヨウシャクナゲの品種群で、自生種よりも色の濃い大輪の花を咲かせます。花の色は白あるいは赤系統が多いですが、黄色の場合もあります。
25zc:日野町、綿向山/イハイガ岳、撮影日:2009.05.10