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山の彩り-山野草
さねかずら-み 本州の関東以西から沖縄に分布し、暖地に自生し、丘陵・山野の広葉樹の林縁、林床などに生育する常緑つる性木本であり、他の植物などに絡まって広がります。単性花をつけ、赤い液果が球形に集まった集合果が実ります。茎などから得られる粘液は、古くは整髪料などに用いられました。果実は生薬とされることがあり、また美しいため観賞用に栽培さます。古くから日本人になじみ深い植物であり、『万葉集』にも多数詠まれています。別名:ビナンカズラ(美男葛)など。
実葛-実
科 目 マツブサ科
花 期 9月から11月頃
常緑、または半常緑のつる性の木本で、他の植物などに絡まって広がります。茎は、つるとなり、巻き方向は右から左へと巻き付き、丈夫で柔らかい。春から夏にかけて、直立して茎を伸ばし、夏から秋にかけて生長したつるが、縄のように絡まり合います。

花期は、夏の7〜8月ごろであり、新枝の葉腋から、長さ2cm前後の花柄が垂れ下がり、その先端に、1個の淡黄色の小さな花を下向きにつけます。花は、葉の陰にあり、あまり目立ちません。花は、直径1〜2cmほどで、雌花はふつう雄花よりも小さい。花被片は8〜17枚、淡黄色、楕円形から倒卵形、萼片と花弁の区別ははっきりしませんが、外側のものは内側よりも大きい(長さ10〜14mm)。

果期は、秋から晩秋であり、花が終わると雌花の長い花柄(7cmになることもある)の先に、花托が球状にふくらみ、キイチゴを大きくしたようなツヤがある、真っ赤な粒々の丸い集合果(直径2〜3cm)がぶら下がって実ります。個々の果実は、液果であり、直径1cm ほどになります。和菓子の、鹿の子餅を思わせる果実は、初冬の林縁でよく目立ちます。

11月頃に熟し、果実は個々に落ちて、あとには真っ赤なふくらんだ花托が残ります。1つの液果にふつう2〜3個ずつ種子が含まれており、種子は腎臓形で長さ5〜6mm、表面は光沢があり滑らかです。
24z、三重県亀山市、錫杖ヶ岳、撮影日:2009.12.09