山聲十選:秋風に 載りて聞こえし 影の子ら
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標   題 秋風に 載りて聞こえし 影の子ら
地  域 33:和気/北東S
Mapion 岡山県備前市閑谷
山行日 2017年(平成29年)09月27日(曇/雨)
撮影場所 閑谷学校
リ ン ク 山悠々:閑谷学校
概   要 閑谷学校は、江戸時代前期に岡山藩によって開かれた庶民のための学校です。着工:寛文10(1670)、開館開所:寛文12年・延宝元年(1673)。岡山藩主:池田光政によって開設された日本最古の庶民学校で、藩士のための教育施設(藩校)「岡山学校」に続き、岡山藩立の学校として開かれました。建築は、他に例をみない手間隙かけた質とスケールを誇り、340余年の歴史を持っています。地方の指導者を育成するために、武士のみならず庶民の子弟も教育しました。
どんよりとした曇り空でしたが、閑静な山間の学びの里です。周囲に石垣を巡らせ、斜面を這う姿はまるで昇龍のようです。ピカピカに磨かれた講堂の木造床、備前焼の本瓦葺の屋根と芝生の緑が相まって、落ち着いた中にも晴れやかな風情を醸し出しています。生徒の論語を読む声が今にも聞こえてきそうです。
そこで一言、『 秋風に 載りて聞こえし 影の子ら 』