山聲十選:峠越え 汀に浮かぶ 富士白し
クリックで拡大写真
標   題 峠越え 汀に浮かぶ 富士白し
山 行 日 2015年(平成27年)02月13日(晴)
地  域 22:興津/北西N
Mapion 静岡県静岡市清水区
撮影場所 薩た峠遊歩道
リ ン ク ハイキング:薩た峠
概   要 東海道五十三次では、薩た峠は由比宿と興津宿の間に位置します。この辺りは、山が海へと突き出す地形であり、古くは海岸線を波にさらわれぬよう駆け抜ける必要がありました。そのため、同様の状態であった新潟県と富山県境の親不知と並び称されたり、東海道三大難所(箱根峠、薩た峠、鈴鹿峠)のひとつとして語られてきました。これにより、山側に迂回路として造られたのが薩た峠です。峠からの富士山と駿河湾の景色は、東海道五十三次にも残されるほどの絶景であり、高速道路の宣伝材料など、さまざまな素材にも利用されています。現在の国道1号は海岸線を沿うように通り、薩た峠は主要道路の位置づけから外れています。峠の現在は、東海自然歩道としてハイカーに人気のスポットです。
汀(海岸線)を縫う路は、昔の東海道も、今の国道1号も第一級の幹線道路で、規模こそ違え今も昔も変わりません。そこから眺める富士の高嶺に積もる雪の姿も、今も昔も同じ姿を保っています。
そこで一言、「 峠越え 汀に浮かぶ 富士白し 」