山聲十選:殿舎跡 若草覆い 伊吹見ゆ
標   題 殿舎跡 若草覆い 伊吹見ゆ
山 行 日 平成18年05月31日(晴)
地   域 関ヶ原/北西C
Mapion 滋賀県米原市(旧伊吹町)
撮影場所 弥高廃寺跡
リ ン ク 山悠遊:弥高山
概   要 米原市上平寺(じょうへいじ)地区、弥高(やたか)地区は日本百名山に選定された伊吹山山系の南側に位置し、京極氏の遺跡が残っています。室町時代、京極氏の内紛を納め、京極氏の力を取り戻した京極高清(きょうごくたかきよ)が北近江の支配のために整備した施設の遺跡です。庭園のある守護館、重臣屋敷、城下町、詰めの山城、城郭として利用した山岳寺院(弥高寺跡:やたかでらあと)が良好に残る遺跡群で、平成16年(2004年)に国の史跡に指定されました。弥高寺の創建は平安時代に遡る遺跡です。これらのある山岳一帯の高所(標高:838.7m)が弥高山と称されます。まさに歴史に包まれた山麓で、新緑に包まれた山域を、往時に思いをはせながら巡ります。弥高寺跡の一帯は、急傾斜地の僅かな台地状のところを、利用したもので、初夏は草原で、秋には茅が一面を覆います。壮麗な寺院が建っていたであろう場所からは、琵琶湖や湖東平野が一望でき、丘の上に居るような錯覚に包まれます。
そこで一言、「 殿舎跡 若草覆い 伊吹見ゆ 」