今日のことば
607版:平成18年04月29日 土曜日
杞 憂
鎌刃城跡
山行日:2005.07.08、(晴)
所在地:滋賀県米原市
鎌刃城は中世の城跡です
室町時代に軍事目的の
「境目の城」として
築かれたものだと
推定されています
ここは、曲輪(くるわ)や
大手門にあたる門
(枡形虎口:ますがたこぐち)
があったところです
いわゆるお城の入り口です
ツワモノどもの夢のあとです
登頂当日のもの、あくる日はガスって見えず
山でのシャッターチャンスは二度とない
・・・・という教訓
山行に見る 剣槍の舞
一緒にいってみたいなこんなとこ
山葵の山行まっぷ
印の県に「目的地」があります
県名
富山
長野
滋賀
【 杞憂(きゆう) 】
将来のことについてあれこれと無用の心配をすること、杞人の憂い、取り越し苦労
(中国の杞※の国の人が、天地が崩れ落ちるのを憂えたという故事にもとづく) ( 広辞苑 )
※杞(き)とは、古代中国に存在した国の名前。現在の河南省杞県を中心とした小国
周王朝が夏王朝の末裔を杞の地に封じたことに始まる。紀元前445年に楚によって滅ぼされた
(フリー百科事典『ウィキペディア』)
杞憂:出典は『列子』の天瑞篇にある寓話(ぐうわ:教訓または風刺を含めた例え話)
『昔、「杞」という国のある男が
今に天と地が崩れてきたらどうしようかと、心配で夜もオチオチ眠れなかった
見かねた友達が、「天は気が積もってできているのだから、そんな心配はない」となだめるが
それでも心配でならない、「でも、日や月や星が落ちてこないかね」
「いや日や月や星も皆気でできている、たとえ落ちてきてぶつかっても怪我などしないよ」というと
ようやく男は安堵して胸をなでおろしたという・・・・
この話から「杞憂」という言葉が生まれたと言われていますが
果たして、要らぬ心配か、必要な心配であるのかは・・・・
ガラスの槍の襲撃、暗闇の宙ぶらりん、床になった天井、1階になった2階、炊けないご飯
なんのことかいな・・・・
暫くしたら、ああそうかいな・・・・(笑うに笑えない、でも笑うしか・・・・)
そうです、地震の被害の状況です(建物中心になってしまいました、あくまで例え話です)
地震の巣窟である日本列島
気のせいでしょうか、最近、富に地震の発生回数が多いように思います
ハザードマップなどが出され、地震に対する心構えを日常からするように
という、関係機関から注意喚起がなされています、が、はたして身は守れるでしょうか・・・・
☆ガラスの襲撃とは、ビルの窓に嵌められたガラスが、地震のユレによって割れて飛び散る恐怖
専門家の話では、建物の高さの2倍にわたって飛び散るとか
☆暗闇の宙ぶらりんとは、エレベーターが地震によって階の中途で止まり、閉じ込められる恐怖
地震時管制運転(震動を感知して最寄階に着床してドアを開放する装置)
であるはずなのに、なぜか途中停止して閉じ込めを発生
これは、ドアの異常を検知して停止する緊急停止装置が優先して作動した影響では・・・・
☆床になった天井とは、天井に施工されたパネルが落下し、床になってしまったという、笑えぬ話
天井に施工された嵌め込みパネル、地震によりパネルが枠から外れて天井から床に落下
☆1階になった2階とは、1階に地震の力に抗する耐力がないためにおこる、座屈倒壊という惨事
俗にいう下駄履き住宅、車庫や開放感のある居住空間を作るため、壁のない柱だけの建物
地震時の横の力には、柱だけでは支えきれず、壁さん助けて・・・、柱の悲鳴が聞こえてきます
☆炊けないご飯とは、ライフラインが遮断され、日常生活が維持できず大混乱
もしも、地震によって電気が止まったら、水やガスが止まったら、考えてもゾッとしてしまいます
ご飯が炊けないのです、代用食品があるとしても、力が出ない、日本人はやっぱりご飯・・・・
総合病院など、防災施設が完備されている建物は、地震には大丈夫と言われてはいます
しかし、そうでしょうか・・・・、たとえ、病院が地震災害から守られたとしても、電気の送電はとまって
自家用発電機が作動して、機能維持されるとしても有限(たかだか8時間程度のものだと思います)
発電機の燃料が届かなかったら、生命維持装置をつけている人は、その時点で・・・・
都市機能とは、経済活動をするため、快楽をむさぼるため、などなどに主眼がおかれ(優先され)
生命・財産を守るため、と言う考え方がおろそかになっているのでは・・・・、いやいやそうではない
十分考えている・・・・、とされるならば、不安を抱える人はいないはず(快適は不安の裏返し)
もし、あなたが高層ビルの中で、大地震に遭遇したら・・・・、そんなこと考えたくもありませんよね
なるようにしかならない、こんなことを考えるのは『杞憂』でしょうか、しかし地震は今起こるかも・・・
剣山
山行日:2002.0.17、(晴)
所在地:徳島県那賀町
剣山と聞いて
さぞかし険しい山なのでは
と連想するのですが
草原のような
なだらかな草地で
少しも剣らしい所はありません
古きよりの伝えによると
安徳天皇の御剣を
山頂に埋め
これをご神体としたところから
「剣山」と
呼ばれるようになった、とか
白馬の鑓
山行日:2005.07.20、(晴)
所在地:長野県白馬村
ここは白馬岳の登山口である猿倉から
少し登った所
鑓温泉の登山口です
鑓温泉は高所にある温泉として
知られています
編集子はまだ行けていません
杓子岳
↓
鑓ヶ岳
↓
剱岳
↓
立山
↓
ここに
槍ケ岳が
見えるはず
↓
地方都市で生活をしていますと
ビルの谷間による方向音痴やビル風に
少ない髪が乱されることもありません
しかし、たまに行く都会では
高層ビルのガラスが割れたら、とか
エレベータが途中停止したら、とか
高架の道路や線路が落ちたら
などなど、「杞憂」のタネはいっぱい
田舎っぺの辛草には
都会暮らしや
勤務をされている方以上に
感じてしまうのかもしれません
「ガラスの槍」の言葉のもつ
印象が強く、とても気になっています
ビルのない山野では
思いもつかない発想ですが
槍や剣など、刃物にかかわる
山行がありましたのでご紹介します
山野の危険は
都会の危険とは異質のものですが
危険回避に対する心構えは同じ・・・・
立山 地獄谷からの剱
山行日:2002.09.08、(曇)
所在地:富山県立山町
剱岳は厳しい岩稜登はんが求められます
立山の地獄谷は違う意味で
厳しい所です
硫化ガスが立ち上る先に
剱岳が顔を出しています
ちなみに編集子の剱岳山行は
雷による途中撤退しています
リベンジはいまだに・・・・
木曽にもある剣
山行日:2005.05.11、(晴)
所在地:岐阜県下呂市
飛騨小坂から
濁河温泉に向かう山岳道路
約30kmのほぼ中間付近
眼下には濁河川の谷が
深く切れ込むところ
御嶽が望見できます
中央の峰が剣ヶ峰
御嶽は2度登っていますが
1回目はカメラを持たない時期
2回目は荒天のため撮影不可
下からの写真しか
ご披露できるものがありません
白馬岳の鑓と立山の剱
山行日:2005.07.20、(晴)
所在地:長野県白馬村
白馬岳から南に鑓ケ岳
左には2005.07年に
落石崩壊があった杓子岳
遥かに剱岳が望めます
気象条件がよければ
本家の槍ケ岳も望めます
白馬岳山頂は2度訪問
鑓ケ岳の向こうに隠れている
鹿島槍ヶ岳にと・・・・
夢は膨らみます
菅平の槍
山行日:2004.10.18、(晴)
所在地:長野県上田市
北アルプスに輝く夕日
何度も登場する写真です
ここは菅平牧場
背後には四阿山が控えてます
山並みの中にひときわ高く
尖っている峰があります
それが槍ケ岳
甲斐駒からの槍
山行日:2005.10.14、(晴)
所在地:山梨県北杜市
甲斐駒ケ岳山頂は360度の
大展望が広がります
当然ながら北アルプスも
視界に捉えられます
でも
ちょっと小さかったようです
入道ヶ岳の鎌
山行日:2004.11.20、(晴)
所在地:三重県鈴鹿市
椿大社の神体山として
崇められている入道ヶ岳
そのピークのひとつ
北の頭からの鎌ヶ岳です
鈴鹿山脈の主稜線にあり
ミニアルプスな風貌と
岩場が多くのトレッカーを
迎えてくれます
徳島
山梨
岐阜
三重
継子岳
↓
摩利支天
↓
剣ヶ峰
↓
継母岳
↓
飛騨頂上
↓
↑
槍ケ岳
槍ケ岳
↓
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
山呼らいぶらり〜