【 石頭 (いしあたま) 】
  ・石のようにかたい頭
  ・考え方がかたくて融通のきかないこと。また、そういう人

【 頑固 (がんこ) 】
  ・かたくなで意地っ張りなこと
  ・人の言うことや情勢の変化などを無視して、それまでの考えや態度を守ろうとすること

【 偏屈 (へんくつ) 】
  ・性質がかたよりねじけていること
 ・頑(かたくな:すなおでなく、ねじけているさま)

【 意固地 (いこじ) 】
  ・かたくなに意地を張ること。(意地っ張り:無理にでも我を通そうと頑張ること)
  ・依怙地(えこじ)                                      ( 広辞苑 )


人の姿・形が違うように、性格も人それぞれです
二タ昔前では、怖いものとして「地震・雷・火事・親父」で代表されていましたが
「前三者」は、依然その脅威を存続させていますが
「親父:おやじ」にいたっては、その脅威(権威)も地に落ちた格好です
頑固親父などと、父親の権威を振りかざしていたのも、古きよき時代(親父にとって)のこと
核家族化になり、少子化や給料が口座振込みになりかけたころから
やさしい父親に変身してきたようです

ひととき、「親父」のイメージ(美学)と思い込まれていたであろうところの
「石頭・頑固・偏屈・意固地:
以下石頭等と言う」などは、親父の専売特許ではなくなってきました
老若男女を問わず、「石頭等」はほとんどの方の心の片隅に潜んでいます
本当は、自分の思ったことを言い
人の言葉や考えに左右されず、自由奔放に行動できることを誰しもが願っています

しかし、社会生活を営む上で、多くの人が自己主張を控え
他人の話に耳を傾け、相手の気持を大切にし人間関係を円滑にさせるべく苦慮しています
石頭等」の人達は
往々にして自分本位で、他人の意見を聞かないところがあるようです
また、正論を持ち出し能弁になると取り付くしまもなく、激昂するとハタ迷惑この上もありません
一見、物分りのよさそうな人でも例外ではありません、心の内では、表裏一体なのかもしれません
逆に言えば、「石頭等」であり続けられるのは、相手が受け入れてくれる幸せな方かも・・・・

真の大人は、人の考え・意見に耳を傾け
現場を良く知り、企画調整能力を持ち、健康で行動的であるべし・・・・
と思いつつも、小人は小人なりに「石頭等」がついてまわります
あなたは、あなた自身の心のうちにある「石頭等」により磨きをかけますか
それとも「石頭等」のわがままを受け入れる立場をとりますか・・・・

常念岳 尖頭 (写真再掲)
山行日:2003.07.26(曇)
所在地:長野県穂高町

常念岳(標高:2,857m)
頂上付近は、岩のかたまり
急な岩場を
蝶ヶ岳に向かって下ってゆくと
突然手の指先のような
岩の尖頭が現れる
何を掴もうとしているのだろうか
霧のベールが
何もかも包み隠している
私はこれを「空の手」と名付けた
御在所岳 裏道 尖頭
山行日:2004.05.26(晴・曇)
所在地:三重県菰野町

御在所岳(標高:1212m)の
裏道ルートは
渓流を右左に見ながらの
沢沿いのコースです
三滝川支流の北谷川と呼ばれ
日本三大岩壁の藤内壁などや
石塔状の奇岩などが見られます
紹介の尖頭は
数あるうちの一つです
石鎚山 天柱石(御塔石)(写真再掲)
山行日:2002.10.16(晴)
所在地:愛媛県西条市

石鎚山(標高:1,982m)の
標高:1,320m附近にあります
樹幹の中から頭ひとつ飛び出しては
いるものの遠目で判りにくく
うっかりしていると見過ごしてしまいます
右の写真の拡大
山行をしていると
時々自然の脅威・造形に
出会うときがあります
特に岩山などでは
山が風雨に直接さらされ
その造形が樹木などにさえぎられず目の前に展開します
ましてや
そのような所は地形的にも険しく
感激の度合いも増してまいります
当然のことながら
写真撮影の対象になります
アルバムには
岩の写真も沢山ありますが
「石頭」に関連つけて
頭のある石=石の塔=石の尖頭
(尖頭:さきの尖っていること)
にスポットをあててみました
県名
印の県に「目的地」があります
山葵の山行まっぷ
一緒にいってみたいなこんなとこ
山行に見る 尖 頭
福井
三重
長野
徳島
愛媛
今日のことば
石  頭
日野山 尖頭 (写真再掲)
山行日:2003.10.18(晴)
所在地:福井県武生市

日野山(標高:795m)の中腹に
「石の唐戸」と呼ばれる岩窟があり
その傍にこの尖頭があります
背後の大きな岩は一枚岩で
岩窟の扉なのでしょうか
カメラのフレームに収まりません
みたいな
424版:平成16年7月15日 木曜日
山呼-リスト
剣山 石灰岩峰(写真再掲)
山行日:2002.10.17(晴)
所在地:徳島県東祖谷山村

剣山(標高:1,955m)の
頂上直下
大検神社裏手の石灰岩峰
天空に突き出す尖頭が
山行途中の気持を
引き締めます

「剣山」の名前の由来は
この岩峰が
剣の形に似ているから
という説もある
一方
源平合戦の頃
安徳天皇の御剣を
この山の山頂に埋めた
という説もある
※ご参考までに
このコラムは
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黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
山呼らいぶらり〜