尾瀬 至仏山
山行日:1999.09.09(晴)
所在地:群馬県片品村
パーティー:7名

ご存知のごとく
日本百名山のひとつです
パーティーのうち
一人でも故障すると
楽しい山行も
暗転してしまいます
みんなが
元気で家に帰れるまで
リーダーは気が休まりません
一行一会(いちぎょういちえ)
はてな、こんな言葉があったかな・・・・
はい、「広辞苑」を開いても検索できません、編集子蔵書の「禅語集」にも掲載されていません
これは、新造語(山行の好きな編集子が勝手に造った言葉)なのです

山上宗二記(やまのうえそうじき)や茶湯一会集(ちゃのゆいちえしゅう)で、皆さんよくご存知の
一期一会 (いちごいちえ)】
    人生、その一瞬は二度と繰り返されることはない
    今日の「会」にあっては、生涯一回限りのものと心得て
    主客とも誠心誠意振舞わなければならない


唐代の詩人 羅ぎょう(らぎょう)と言う人の詩に次のようなものがあります
一山行尽一山青 (一山(いっさん)行(ゆ)きつくせば一山青し)】
    長い距離を進んでは休み、短い距離を行っては休み
    それを一日中繰り返して一山超えたと思ったら
    目の前にまた新たな山が青々と聳えていた
      
修行の道や学問の道においては、絶えず新たな課題を持って限りなく求めつづける

これら、二つの言葉を掛け合わせて造り出したのが
一行一会(いちぎょういちえ)】なのです
    何度も行っている、何度もしている行動(山行)であるが
    今日の「行い:山行」は、内容(行為)そのものは同じであるが、一瞬一瞬は同じではない
    二度と繰り返すことができないものと心得て、存分に思いを成し遂げたい

これが編集子の解釈です、言葉の解釈は、人の数だけあると思います
その文字を見ることによって、それぞれが、それぞれの「意:こころ」で意識できればと思います

暇つぶしで山野を歩く、体力維持増進の為に山野を歩く
友人達との親睦のために山野を歩く
などなど、山野に出かける目的は様々ですが
山野に出かける行為は、前日までのそれとはなんら変わりがありません

しかし、一瞬として同じ状態でない小川のせせらぎや滝の飛沫
     一時の輝きで存在をアピールする草木の花々、などなど
    魚鳥木草などは、日々刻々と変化する自然の移ろいを自ら演出します
    大地や海や空は、その大舞台です
    すべてを受け入れあたたかく育みます(時には風邪(台風)や腹痛(地震)も起しますが)
行く先々での出会い・触れ合いはその時・その季で変わってまいります
私たちは、そんな自然の中で、今の今は今しかないことを実感します
だから私たちは、輝きを放っている花々や、営みを続ける昆虫や鳥獣に心ひかれ
風や水や光が織り成す風景に感動せずには居られないのだと思います
「そこは一度行ったからもう行かない」と言う人がいますが、残念なことだと思います
だって、「一行一会」をしていれば、場所は同じだけれど状態は同じではないのですから・・・・
中山道 鳥居峠
山行日:1994.10.08(晴)
所在地:長野県楢川村
パーティー:13名

音楽の好きな方たちと
ご一緒させていただきました参加者が多勢ですと
移動にも苦労します
山は初めてと言う方も数人
「しんどかったけれど
思い出に残る一日だった」
と、今でも述懐
そんな仲間と一緒に
いけるのが最高・・・・
金勝アルプス 天狗岩
山行日:2000.11.23(晴)
所在地:滋賀県大津市
パーティー:8人

変化に富んだ登山道や
奇岩・巨石があります
この大きな岩の後は
崖なのです
初めての方は
山の魅力に
とりつかれることでしょう
宇賀渓 砂山、山行日:1994.08.15(晴)、所在地:三重県大安町、パーティー:4名
花崗岩が露出し、岩の造形が魅力です、岩山からの眺望が素晴らしい、また渓谷も良し
県名
印の県に「目的地」があります
山葵の山行まっぷ
一緒にいってみたいなこんなとこ
山行に見る 山の仲間
滋賀
京都
長野
三重
群馬
みたいな
416版:平成16年5月6日 木曜日
山呼-リスト
山行は単独行の場合や
パーティーを組む場合など様々です
一人で見る夜空も
孤独を深めるときにはいいのですが
好きな人と二人で見上げる夜空も
ロマンチックです
多勢で尾根道を歩いていると
ハモッテいる仲間が傍にいます
一人で歩いていると
幼き日々の想い出が甦ります
山野の息吹に触れ
心身ともに活性化されます
感受性が深まり
自分にも他人にも思いやりの心が
取戻せます
自然はいい、だから大切に・・・・

今回は、パーティーを組んだ
山行にスポットを当ててみました
当尾の里 わらい仏
山行日:2000.10.10(晴)
所在地:京都府加茂町
パーティー:10人

山行は体力度の高い
トレッキングもあれば
比較的楽な
ハイキングもあります
行き先によって
参加できるメンバーも
仕事の都合や
体力に応じて変わります
リーダーは
できるだけみんなが
参加しやすいように
目的地選定に苦労します
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
今日のことば
一 行 一 会
山呼らいぶらり〜