【 木の芽時 (このめどき) 】
  木の芽の出る季節、芽立ち時
  木の芽(このめ):木に萌え出る芽、新芽、このめ、、山椒の芽
  木の芽立ち(きのめだち):春の木の芽の出る頃
                                      ( 広辞苑 )


木の芽時となり
タラの芽、蕗、土筆、コゴミ、ワラビ、山椒、筍、などなど
山野の恵みに舌鼓をうつ頃となりました

それらの多くは、山道の路傍や沢筋に自生しています
この時期、レクレーションをかねて「山菜採り」に出かけます
そして、自分たちが食べる分だけ
もしくは、お隣さんにおすそ分けできる分量だけ、頂いてきます
次の年も、また恵みがあるようにと考えて・・・・


ある人が、知り合いを「山菜取り」に案内したと言う
その知り合いが、自分の知り合いを連れて同じ場所に行って来たと言う
その知り合いの知り合いが、違う知り合いを連れて同じ場所に行って来たと言う
その後に本人が同じ場所に行って驚いた
蕗は根こそぎ、コゴミは踏み倒され、山椒は枝が折られ・・・・

山菜の生育している所は、国有林や河川敷などだけではありません
民有林や区有林では
立て看板に「栽培」という文字が書かれてあり、トラブルさえおこります
昔は、山菜を取るにもマナーを持っていたように思います


大きく言えば「窃盗」にあたるわけですが
山の持ち主の方も、昔は広い心で接してくださっていたのですが
そうはいかなくなって来たようです
最近は、民有地であろうとなかろうと
「自生だからかまわない」とばかりに
手当たりしだい採り放題、そしてゴミの追い討ち
林道が整備されたのがさらに拍車をかけ
道端や、沢筋では生態系が変わるほどです
持ち主が怒るのも当然の成り行きです

旬の食材を求めて山菜を取りに行く
ささやかな庶民の楽しみも、できなくなりつつあります
今年もまた、山菜取りの季節が巡ってきました
山の恵みに感謝し、いつまでも山菜取りができますように・・・・
瓦屋寺境内 新緑早々
所在地:滋賀県八日市市
上醍醐境内 新緑早々
所在地:京都府宇治市
金胎寺山門 新緑早々
所在地:京都府和束町
県名
印の県に「目的地」があります
山葵の山行まっぷ
滋賀
京都
415版:平成16年4月15日 木曜日
箕作山山中 新緑早々
所在地:滋賀県八日市市
箕作山山中 新緑早々
所在地:滋賀県八日市市
箕作山山中 新緑早々
所在地:滋賀県八日市市
山呼-リスト
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
今日のことば
木 の 芽 時
春は、芽立ちのときです
長く厳しい冬の時期を耐え
陽光のおとづれと共に
木々の若葉が芽吹きます
葉の落ちた木々の
灰褐色の世界から
黄緑の世界へと
塗り変わってゆきます
中には
翠の葉っぱの変わりに
色鮮やかな花が山に彩りを与えます
春はいい
みんなの心を明るくしてくれる
春はいい
初々しいこころがあふれている
さあ、山萌える
山野に出かけましょう
♪歩ッ歩ッ歩ッ、山歩ッ歩ッ・・・・
山行に見る 芽立ち
一緒にいってみたいなこんなとこ
みたいな
山呼らいぶらり〜