【 四君子(し−くんし) 】
(その高潔な美しさを君子にたとえていう)
中国・日本の絵画で、梅・菊・蘭・竹の総称     ( 広辞苑 )

四君子は梅・菊・蘭・竹の4種にて、
君子の持つ高潔な資質とみなされ
中国や日本の文人たちが好んで取り上げた花木といわれます
また、四君子文様ともいわれ、器物の文様にも取り上げられました
現在でも、水彩画などを勉強する時に、画題として取り上げられているようです
単独の使用では、四君子とは呼ばないそうです

以下に
それぞれが持つ特徴などを、資料から引き出してみました
いろんな説があり、家相や占いと同じで、参考とする出所を絞る必要があるようです


梅は、寒中に美を養い他に先駆けて凛然と花を開く心意気
    バラ科サクラ属の落葉高木、中国原産、古く日本に渡来
    花言葉:高潔・忠義・澄んだ心・忠実・独立
    所縁の日:2/1・2/7・10/24・12/27
菊は、気高い趣
    キク科キク属の多年草、原産は中国大陸、日本には奈良時代に渡来
    花言葉:私を信じて下さい・女性的な愛情・清浄・高潔・破れた恋・真の愛(種類による)
    所縁の日:10/1・10/14・11/3・12/9
蘭は、清楚で控えめな姿と芳香
    ラン科の植物の総称、日本にはカンラン、シュンラン、クマガイソウなどが自生
    フジバカマの古称
    花言葉:美人、所縁の日:5/19・5/26
竹は、不屈の忍耐力と常緑
    イネ科タケ亜科の多年生常緑木本(もくほん:木質の茎(木幹)を有する植物)の総称
    東南アジアを中心に世界各地に分布
    花言葉:節度・節操のある、所縁の日:1/2


人日や大寒前でありながら、せっかちな梅の花
晩秋から野辺に、ひっそりと咲きつづける野菊
晩秋の山地に咲く寒蘭や、早春の山地に咲く春蘭
常に身近にある緑の竹
山野に出かけると、いろんな植物に出会います
四君子で上げられる四種を、同時に見ようとすると、3種類までは可能だと思います
私の場合は、蘭と菊がどうしても、同一時期に同一箇所で見られず、外れてしまいます
写真では、生花の盛り花として、四種類が揃って飾ってあるのを見たことがありましたが
どなたか、山野で同時に見られた方はいらっしゃいますか
強引ですが
タケシマ:多景島
山行日:2002.06.01(晴)
所在地:滋賀県琵琶湖
彦根市沖あいに浮かぶ島
周囲600m、海域水深40m内外
写真は、東から写したもの
篠竹の自生が多い所から
島」とも言われていたよう
このときは
ハヤブサが巣立ちをして
間もない頃で、管理をされている方から驚かさないように
との注意を受けての
上陸、島内散策でした
県名
印の県に「目的地」があります
山葵の山行まっぷ
滋賀
京都
405版:平成16年1月29日 木曜日
山呼-リスト
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
今日のことば
四 君 子
生島
山行日:2002.06.01(晴)
所在地:滋賀県琵琶湖
琵琶湖北湖に浮かぶ信仰の島
西国三十三ヶ所である
第三十番札所:宝厳寺と
都久夫須麻神社(つくぶすま)
があります
周囲2km、標高197m
海域は80m内外とかなり深い
写真は、南から写したものです
この写真は、琵琶湖の水質検査の研修に参加した時のものです
松花堂 茶室「隠」
山行日:2003.04.01(曇)
所在地:京都府八幡市
この茶室は、竹林を借景に
茶を楽しむ人たちのために
建てられたもの

松花堂昭乗 (1584〜1639)
(しょうかどうしょうじょう)は
石清水八幡宮の社僧となり
次いで瀧本坊の住職となる
書道、絵画、茶道に秀でる
霊仙山麓 
山行日:2002.05.06(晴)
所在地:滋賀県多賀町
鈴鹿山脈の北端の霊仙山
その西南尾根を仰ぎ見る
今は廃村になっている
今畑から上ってゆくと
この笹峠にでる
文字どうり
斜面を笹が一面に覆っている
ここからの登りは
相当にきつい
しかし、そのご褒美が
待っていますので楽しみにして
アタックしてください
冬の時期における山野は
色彩が比較的落ち着いた時期です
雪が降ると
白一色かと思えばそうではありません
前回取り上げた「松」や「竹」などは
鉛色の空と雪が支配する
無彩色の世界に
抗うように青々として
その存在を誇示しています
今回も前回に引き続き
お祝い事の三種の神器ならぬ
三種の神木(?:松・竹・梅)の一つ
「竹」をスケッチの題材として
取り上げてみました
何処でもあり、身近な存在だけに
ありきたりのスケッチで
恥ずかしいことです
今回は、その2です
一緒にいってみたいなこんなとこ
山行に見る 笹にしき
みたいな
山呼らいぶらり〜
関ケ原古戦場 尾山
山行日:2000.12.02(晴)
所在地:岐阜県関ケ原町

関ケ原の戦いにおける
西軍の将である石田三成の陣跡です
笹尾山(標高:235m)は、古戦場の北西側に位置し
近くにある決戦地が公園として整備されています
山腹に展望所が設けられ
関ヶ原古戦場一帯がよく見えます
戦いに敗れた三成は
伊吹山中を湖北に向かって落ち延びましたが
近江の木之本山中で捕らえられ
あとは、皆さんご存知のとおりです
なお、偶然かもしれませんが
風見鶏となった小早川秀秋は
三種の神木のひとつである松にちなんだ
松尾山でした
偶然というにはあまりにもできすぎでは・・・・