【 神無月 】(かんなづき)
陰暦十月の異称で、陽暦の十一月前後に当たる。
語源としては、木の葉のみな散り尽くした「葉みな月」の転とか。
九月は極数ゆえ、十月は「上無月」の意とか。
種々諸説があるが、
この月、諸神が出雲へ集まるため、神々が留守になる故
とする説が最も多く伝えられている。
古今集に
「 竜田川 錦織り かく神無月 しぐれの雨を 経緯にして 」とある。
                                 ( 茶道歳時記:茶と美舎 )


たわいない小話(どうでもいいこと)です

神無月、霜月、師走、睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月、長月
と続きますが
よく見ると、神無月と師走だけが異質のように思えます
師走の意味は、師家が歳末のあわただしさに走り回る姿、として
こじつけと知りながらも認知されているようですが
別説では

「し」は年の意で、「はす」は果てる、という意味もあるようです
それをつなぐと「年が果てる=年の終わり=年末」ということになるのでしょうか

ところが
十月の神様の「うんぬん」となると
他の月と、成り立ちが感覚的にそぐわないようにも思えます
そうすると

歳時記による、「葉みな散り尽くしたる月=はみなし月」が
語感的にもよさそうな気がしますが・・・・

また、この月は気候もいいので結婚式がよく行われます
ところが
神様が
出雲へ出張されているとなると
各地の神社で行われる三々九度の盃ごとを、認めるのにどうするのかな
千里眼で、見通せるのかな
若い頃、そんなことを思いながら、結婚披露宴に出席したこともありました
遠い昔のことですが、つい昨日のように思い出され
ほほがゆるんできます・・・・
近江天満宮
山行日:2003.06.22、曇
所在地:滋賀県余呉町

呉枯ノ峰山行の
途中に立ち寄る
菅原道真がかかわりのある
菅山寺とともに山中に佇む
県名
印の県に「目的地」があります
山葵の山行まっぷ
長野
滋賀
岐阜
三重
今日のことば
頂上にしがみつく祠
山行日:2003.07.26、曇
所在地:長野県穂高町

常念岳の頂上にある
頂上からは
360度の展望が
開けているのですが
あいにくのガス
神様も
苦笑いされているかな
神 無 月
椿大神社 本殿
山行日:2003.09.08、曇/霧
所在地:三重県鈴鹿市

正真正銘
神様の本宅です
全国2400の
猿田彦を祀る神社の
総社で
導きの神として
信仰されている
参道の神代杉の並木が
印象的です
いってみたいなこんなとこ;山行や旅行
陰暦では、十月のことを
「神無月」といわれます
神様はみな出雲にお出かけで
どこのお社もお留守のようです

お留守の時にも
多くの善男善女は
神様に拍手を打ち
いつもと同じように
頭をたれているのですが
見ていてくださると
ありがたいのですが・・・・

22版、7月29日編で
神様のお住まいを紹介しました。
前回に続き
神様のお住まいを紹介いたします。
神様のお宅訪問
みたいな
天空の祠
山行日:2003.09.27、曇・晴
所在地:長野県立科町

蓼科山山頂
山頂はごらんのとおりの
大きな石ころばかり
まるで
賽の河原の様相
神道にも
賽の河原の
思想があるのかな
あまり難しいことは
考えないことに致しましょう
331版:平成15年10月21日 火曜日
熊野白山権現社
山行日:2003.09.29、晴/曇
所在地:岐阜県根尾村

白山神社が麓にある
ここはその奥の院にあたる
お社は能郷白山頂上の
南側にある
ここからの視界は良好
福井県との県境に位置する手の指す方向は
能郷白山の頂上
大きなお社だから
さぞかし風当たりが
強いことでしょう
山呼-リスト
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
山呼らいぶらり〜