ハギ(萩) マメ科  ハギは落葉低木で、草の仲間ではありません。秋の七草のハギは、ハギの中の代表とも言えるヤマハギです

ススキ(薄、芒) イネ科  尾花とは、ススキのことです。カヤまたはオオガヤとも呼ばれていたようで、屋根葺きなどに利用されました。お月見など、秋の風流には欠かせない植物です

クズ(葛) マメ科  クズの根から採取したデンプンが葛粉で、葛切や和菓子の材料にされます。葛湯はお馴染みです

カワラナデシコ(河原撫子) ナデシコ科  花期は6〜8月で、秋の七草にしては早くから咲きます。ヤマトナデシコと呼ぶこともあります

オミナエシ(女郎花) オミナエシ科  黄色い花で、独特の匂いがあります。同じオミナエシ科に、白い花のオトコエシ(男郎花)があります。まれに両者の交雑種としてオトコオミナエシがあります

フジバカマ(藤袴) キク科  古くに渡来した植物で、奈良・平安時代には雑草化していたと言われています。刈り取って、半乾きにするとクマリンによる桜餅の葉の香がします

キキョウ(桔梗) キキョウ科  万葉集の巻十に「朝貌は朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ咲き増さりけり」となっていることから、夕方に見栄えがするとなると、今日のアサガオとは思われず、キキョウを意味するもの、とされたとか・・・・


 秋の七草と言えば、上記の七種です。
朝貌(アサガオ)の花は、今日ではキキョウだと言われています。日本の山野に自生し、目に触れる秋の草花で、風情がある七種が選ばれたものなのでしょうか。春の七草が食するものであるのに対し、秋の七草は、風情を楽しむもの・・・・
ある解説書によると、「秋の七草は、いずれも薬用になる草花で、冬を迎えるに当たっての薬用を目的として、採取する草花として、この七草があるのではないか」とも言われています


    
秋の野に咲きたる 花を指折り かき数ふれば 七種の花
          萩の花 尾花 葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝貌の花
                                      (万葉集:山上憶良)


別説 「秋の七草」
     コスモス、菊、葉ケイトウ、彼岸花、オシロイ花、秋カイドウ、赤飯(アカマンマ:犬タデ)
行市山林道のススキ
山行日:2003.09.16
所在地:滋賀県余呉町

賤ヶ岳の合戦が
行われたのが4月
その時ススキは
芽を出したばかりの時期
もちろん林道も無く
木々には新芽が
吹き出したなか
つわものどもが辺りを
駆け巡っていたのでしょうか
山葵の山行まっぷ
滋賀
三重
おねがい:御覧頂いている皆さんには、「釈迦に説法」になると思いますが
       編集子の確認のため、掲載(資料からの転記)させていただきました
       編集子同様、再確認をされます方のみお進みください
内部川河畔のススキ
山行日:2003.09.08
所在地:三重県宮妻町

東海自然歩道
:椿大神社〜楓谷の間で
出会いました
雲が低く立ち込め
重苦しい一日でした
県名
印の県に「目的地」があります
福井
秋の七草
八風街道のススキ
山行日:2003.08.22
所在地:三重県大安町

竜ヶ岳からの帰り道
気温:34℃を越える一日
ススキに
日傘はありません
岩篭山:尾根道
山行日:2002.10.10
所在地:福井県敦賀市

♪夕空はれて秋風ふく♪
自然と唄いだしたくなるような
ススキの群生です
尾根道の向こうに
幸せが待っているような
そんな気分に
させてくれます・・・・

私の好きな写真の一枚です
「化け物の(幽霊とも言われます)
       正体見たり枯れ尾花」
尾花はススキのことで
七草の一種としても知られています自分に自信が無い時や
不安や心配事があると
疑心暗鬼に陥り
正常な時には
思いもしないことに驚いたり
ビクついたりしてしまいます
日頃から準備をし
物事に動じない精神力を
養いたいと思うのですが
これが、なななか・・・・

山野の花がきれいな時期です
山野で出会った
ススキの一部をご紹介します
幽霊の正体
327版:平成15年9月23日 火曜日
今日のことば
一緒にいってみたいなこんなとこ
みたいな
冠山:尾根道
山行日:2002.09.22
所在地:福井県池田町

この日は
ガスが覆っていて
あまりいいコンディションでは
ありませんでした
山呼-リスト
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
山呼らいぶらり〜