今日のことば
みたいな
【壺中日月長】(こちゅう じつげつながし) 
 「壺中」というのは、壺の中の世界のことで、ごく限られた、小さな世界のことです。それはまた、別天地、仙境でもあります。
「日月長」とは、非常に穏やかな、のんびりとした時間がいつまでも流れているということで、この句は、壺のように小さな世界でも、平和に日が送れるという意味です。
 『後漢書』には、費長房(ひちょうぼう)という人が、壺公(ここう)と呼ばれた薬売りの老人の持つ壺の中に入り込んだ所、中には立派な宮殿があり、費長房はそこで、様々な歓待を受けて戻って来ました。わずか十日ほどだと思っていたのが、実は十数年経っていた、という物語が紹介されています。
それが「壺中日月長」なのですが、この「壺中」は必ずしも空間的な
意味ではなく、時空を超越した心の別天地をさすのです。
                   「茶の湯禅語便利帳:主婦の友社」
県名
印の県に「目的地」があります
滋賀
長野
山梨
鹿児島
富山
壺中日月長
04:30
夜明け前
 
;北岳山荘にて
山行日:2001.08.17
所在地:山梨県芦安村

03.07.07、19版に掲載
お日様の一日
いってみたいなこんなとこ;山行や旅行
「後漢書」
太陽や月や星を眺めていると
「壺中:井戸の中」で
あがいている自分が
見えてきます・・・・

そんなわけで
山行で出会った
「お日様の」一日に
焦点を当ててみました
山葵の山行まっぷ
324版:平成15年9月2日火曜日
一日の生活サイクルの中で
「忙しい一日」と思う人もあれば
「暇な一日」と感ずる人もあります
その人の心のありようで、感じ方が変わってまいります
物事に執着しすぎると
目先のことだけにとらわれがちで
周りが見えなくなることがよくあります
心したいものです
時には、「壺中の日月」を眺められる余裕を持ちたいものです

月は東に日は西に
自然の摂理に、私たちは何の疑いも持ちません
もし、それが狂ったとしたら・・・・
考えたくもありませんが
森林破壊やオゾン層の破壊などなど
その兆候は徐々に・・・・
警鐘は、私たちの耳に届いてきます
かけがえのない地球
みんなが、自分のことだけを考えずに
地球規模で考え、行動すれば
色んな問題も、解決の糸口が見つけられるかも・・・・


しかしながら、私を含め、多くの人が、危機感を感じながらも
他人事としてとらえて、目先の利益・欲望に走ってしまいます
たまには、「壺中の日月」を眺められる余裕を持ち
回りを見直したいものです
大徳寺黄梅院主
       山田大玄禅師筆
18:00
燃える宙

 :立山−天狗平にて
山行日:2002.09.10
所在地:富山県立山町
16:00
天使の梯子

 ;宇曽川xR307近傍にて
山行日:2002.11.18
所在地:滋賀県秦荘町
11:00
壺中から見た宙

 ;ウィルソン株(屋久島)
山行日:2002..04.21/24
所在地:鹿児島県屋久島
05:00
お目覚め

 ;蝶ヶ岳から穂高連峰を見る
山行日:2003.08.28
所在地:長野県穂高町
山呼-リスト
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
山呼らいぶらり〜