319版:平成15年7月29日火曜日
1977年、編集子のメモ帳に、こんなヌキ書きがありました。
【 金銭がその予言者だ。
我々は、神に奉納するために自然を荒らしている。
物質を征服したと誇っているが、物質が我々を奴隷にしたものであることを忘れている。
我々は、教養や風流に名を借りて、なんという残虐非道を行っているのであろう。】
これは、THE BOOK OF TEA(岡倉天心著)の抜書きです
何故、「この部分」が、と思い起こすが、26年も前にナチュラリストでもなかったし、
ましてや教養や風流なんて微塵もなかった私です。
花は野や山にあったほうがいい、ゴルフ場もいいが、鳥や獣の棲家となる森であったほうがいい、などとでも思っていたのでしょうか。
いずれにしても、気にしていた言葉が含まれていたのは確かなようです。
それに続いて神々の名前が記されていました
おそらく「予言者」のくだりに触発されたものと思います
ギリシャ神話・ローマ神話の神々と英雄 |
ゼウス |
最高神、クロノスとレアの子 |
ユピテル(ジュピター) |
アフロディテ |
愛・美・豊穣の女神 |
ビーナス |
アポロン |
音楽・詩・医術・弓術・予言の神 |
アポロ |
アレス |
軍神、嵐と雷雨の神 |
マルス |
アルテミス |
月の女神、アポロンの双生の妹 |
ディアナ |
アテネ |
知恵の女神、アテネの守護神 |
ミネルヴァ |
デメテル |
穀物・大地の生産物の女神 |
ケレス |
へパイストス |
火・鍛治の神 |
ウルカヌス |
ヘラ |
ゼウスの妻、女性と結婚の守護神 |
ユノ |
ヘルメス |
神々の使者、通行・商業の神 |
メルクリウス(マーキュリー) |
ヘスティア |
炉・かまどの女神 |
ウェスタ |
ポセイドン |
海・泉・馬・地震の神 |
ネプトゥヌス |
ディオニュソス |
ぶどう酒・豊穣の神 |
バッカス |
ハデス |
冥界の主神 |
プルトン |
クロノス |
巨人神、収穫豊穣の神 |
サトゥルヌス |
レア |
クロノスの妻、大地の女神 |
オプス |
伏見稲荷大社奥社:京都市伏見区
山頂はうず高く積み上げられた鳥居の山
談山神社:奈良県桜井市
ここで「けまり」がおこなわれる。
後ろの塔は
この神社のシンボル:十三重の塔
紅葉の名所としても知られている
戸隠神社奥社:長野県戸隠村
小雨に煙るお社
後ろに聳えているであろうお山は戸隠山。その特徴的な峰は雨に消されている。参詣者も家路について、とても静かで厳粛な雰囲気です。暫くお山と向かい合っている自分がそこにありました
県名
印の県に「目的地」があります
山葵の山行まっぷ
いってみたいなこんなとこ;山行や旅行
長野
京都
奈良
予言者=神=神の住まい=お社
山行と神社は、意外や意外
密接な関係にあります
なぜ?
やまは神聖な所
神の宿る所
だから、古来より人々は
畏敬の念を持って、自然:山を
崇拝してきた、接してきた
山頂に立つと、お社があるのも
頷けるところです
そんな神様の前に立つと
人々は、手を合わせます
「元気にここまで来られました
ありがとうございました」、と
中には、沢山の願い事も・・・・
そんなお社の内の
いくつかを紹介します
神様のお住まい
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
今日のことば
金銭がその予言者だ
THE BOOK OF TEA:岡倉天心
山呼らいぶらり〜