梅雨があけると、夏祭りの季節です。夕涼みをかねて、町内会や企業などでは趣向を凝らして親睦の和(輪)を広げようと知恵を絞られています。模擬店や盆踊りなどなど、そしてのど自慢なども興じられます。そんなことで、今回は『音』についてファイルをひらいてみました。

俗に、「音痴」とは、歌を歌うとき次のように思っています。
  「自分が言う時は:上手に歌えるのだが、へりくだって言う時、言い訳の手段として用います
   他人を評す時は:自分の音に対する認識を基準にして、はずれている時に言います。」
しかし、こと歌に関しては、個人個人の音に対する認識はまちまちで、音が外れていると言われる人においても、その人なりの正しい音の認識」として捉えられていると考えられます。
そのように考えると「音痴」の人はいないということも、言えるのではないでしょうか?

   要は、歌うことによって自分自身が愉しむことができ、
                 人の心を「どれだけうつ」か
、で評価されるものだと思います。

それよりも、歌う(大声を出す)ことによって、横隔膜が刺激され心肺機能や胃腸が丈夫になり、食事が進み、快食・快眠・快便につながり、健康増進に大いに役立つものだと思います。
個性のある「歌声」を張り上げ、お友達を大勢作りましょう。
そうそう、
「歌うのが上手だと思っている人が、人前で歌っているのが一番迷惑なんだ!」と言っている方が居られました。そういえば、そうかもしれません。雑音・騒音:公害問題だ(?)な〜んて・・・・

1
981.08 作曲家:神津善行さんの講演を聞く機会があり、今その時のメモ帳を開いています。
それによると、「音痴」に関する内容があったので抜き出してみました。

【  相手より下がろう(へりくだろう)とする時・・・・・音程を下げる
  自分の意見を相手に伝える時・・・・・・・・・・・・・・音程を上げる
  相手を威嚇する時・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・音を大きくする  傾向がある
  会話がかみ合う時・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お互いの波長が合い何も問題は生じない
  この波長に会わない人を『音痴』という
  豊かに音程を使う人を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「いい人」だという
                              こういう人の周りに人が集まる  】

そしてメモ帳の最後に
「音痴にも色々ある、声音痴、リズム音痴、運動音痴、などなど
 最もたちが悪いのは、・・・・生活音痴だ!・・・・」と、私は思う。・・・・・と、あった

20年も前に、そんなことを考えていた自分におどろいています。
私たちの子供の時代:大人から、「人に迷惑を掛けるな!、礼儀がなってない!」など、と
きびしく躾られてきました。そんな私たちが今、人に迷惑を掛ける張本人になっています。
いわゆる生活音痴の人たちが増殖しています。その子どもたちもしかり。
これから私たちの「あした」は、どうなってゆくのでしょう。
上にたつものほど正しい音の認識が必要だと思うのですが・・・・
地中の水琴窟は、長い歳月の間に土や砂に埋もれたり、生活環境の変化により、妙音を聞くゆとりが無くなってしまいました。また、かめの中に土が溜まり、音がしなくなったり、メンテナンスがしにくい・敷地がない・などと問題点もあり、最近では作られる数も少なくなったように思われます。それに、「水琴窟」そのものや、「つくばいと手水鉢」の違いが解らないなど、伝統文化の伝承も、これからの課題としてあるようです。
水琴窟 断面図
県名
印の県に「目的地」があります
山葵の山行まっぷ
京都
・おと
318版:平成15年7月22日火曜日
山呼-リスト
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
今日のことば
音 痴 (おんち)
水琴窟って?

お寺や美術館などの日本庭園の地中に埋められた水琴窟は、つくばいや手水鉢で手を清めた水が、石ころの上に注ぎ地中に埋められたかめの中で、水滴となり水面を打つ。その水滴が小宇宙を落下するような神秘的な響きとなり、現在の人々の心に”やすらぎ”や”ゆとり”をもたらす豊かな音だと思います。
生理的な機能不全や心因性の原因によって正しい音の
認識や発声などができないこと。(新辞林 三省堂)
水琴窟:松花堂庭園(京都府八幡市)
いってみたいなこんなとこ:山行や旅行
みたいな
山呼らいぶらり〜
心にしみる音
いやな音
騒音
雑音

音に対する捉え方は
人それぞれに違っています
風鈴の音がやかましいという人
音楽を聴きながら勉強できる人
せせらぎの音で寝られない人
などなど
山行で出会う音は
滝の音、風の音、せせらぎの音、鳥のさえずり、など、など
どちらかというと
癒し系の音だと私は感じています
ここに、写真に撮ることができた
「音」を紹介します