今日のことば
杣山(福井県南条町)で出会いました。
 沙羅(サラ)は、もともとインド産で、日本ではこの木によく似たナツツバキのことをいい、東北地方から朝鮮半島までに分布する落葉樹。花はツバキに似て6月下旬から7月上旬に咲く白色の一日花。
 昔クシナガラの沙羅林に於いて、釈迦が涅槃に入られたとき、四囲の沙羅は季ならぬ花を咲かせ釈迦の上に降り注いだとの伝説がある。現代語では沙羅だが、仏典では娑羅と書き、仏涅槃を意味する。  
いってみたいなこんなとこ山行や旅行
みたいな
祇 園 (ぎおん)
沙羅祗園にことよせて
7月17日は、祇園祭りです。
この、「祗園」について、山呼らいぶらり〜の引出しを開いてみました


【祇園(ぎおん)】

 『祇樹給孤独園(ぎじゅぎっこどくおん)の略。
祇樹はジェータ太子の所有していた樹林、給孤独はスダッタ長者の別称で、中インド舎衛国にあったジェーダー太子の所有していた樹園をいう。はじめ、ジェーダー太子の所有していた樹園であったが、スダッタ長者が大金を投じて買い求め、釈尊とその教団のために僧院を建立した。この僧院が祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)。
祇園精舎は、竹林精舎と共に二大精舎と呼ばれ、その後の教団発展の根拠となった所。
日本では、藤原基経(ふじわらもとつね:836〜891)が京都の東山に移して牛頭(ごず)天王を祀る感応院を建て、祇園精舎にならって祇園寺と名付けた。その門前町が祇園。この地に遊里が発達したことから、遊里の名となった。祇園寺は、のち八坂神社と改称した。』
                                   (くらしの中の仏教語:小学館)


【祇園祭(ぎおんまつり)】
 『(1)陰暦6月15日前後に,京都・小倉・などの八坂神社で行われる祭礼。
    祇園会。祇園御霊会。
  (2)特に,京都八坂神社の祭礼。もと陰暦6月7日から14日まで。
    現在は7月17日の山鉾(やまぼこ)巡行・神輿渡御を中心にほぼ1か月間行われる』
                                         (新辞林:三省堂)

「祗園」という地名や神社、「祇園祭」というお祭などが、日本全国に無数にあります。
滋賀県の湖東地方においても
愛知郡湖東町に「祗園」という名の地区が存在し,
愛知郡愛知川町に祗園神社があり、祭礼が7月15日に行われ、花火大会などで賑わいます。
皆さんの地域でもありますか?

もう、30年以上昔のことになりますが、
京都の祇園祭りの宵山に行ったことがあります。その当時は、浴衣姿の見物人で深夜までごった返していたことを思い出します。昨今は、あまりの人の多さに圧倒され、出かける気力もありません。その頃から、人ごみが苦手になったような気がします。自然と山野に足が向くのは、だからなのでしょうか・・・・
山葵の山行まっぷ
(1)祇園精舎。
(2)京都市東山区の八坂神社(祇園社)のある辺りの地名。
  門前町として発達、花街としても知られる。
                         (新辞林:三省堂)
県名
印の県に「目的地」があります
福井
317版:平成15年7月15日火曜日
投稿写真
ハイジさんの投稿写真です

長刀鋒の組立作業
ロープだけで組み立てる、これも立派な芸術ですね

                          2003.07.10
山呼-リスト
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅雙樹の花の色
盛者必衰のことわりをあらわす
・・・・・・・・・・・
ご存知の平家物語の一節です
山行での目的の一つに
山野草との出会いがあります
その方面の知識がないもので
珍しいものに
出会っているのでしょうが
ファイルには残っていません
その、数少ないものの中に
沙羅の木を
山中で収めることができました
花がカメラから遠いため
花を大きく引き伸ばし
ができないのが残念
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
山呼らいぶらり〜