今日のことば
みたいな
316版:平成15年7月8日 火曜日
『七』という言葉で連想するものは?
この時期ですと、10人中9人くらいは「七夕:タナバタ」を連想されることでしょう。
貴方はどうでした?
残りの個性のある1人の方の答えは
 「7草、七日正月、七変化、七音階、G7、七福神、七道具、七味、七癖、北斗七星・・・・」など

ご存知の通り、陰暦の7月7日は五節句の一つで、七夕(シチセキ=タナバタ)の節句です。
現在は、陽暦の7月7日または、8月7日に七夕祭りが各地で行われています。
特に女性が主になって祝うお祭り、とも云われています。

ある、解説書で「七夕伝説」について、次のように説明されています。
  【天の神が、はた織の上手な娘と牛飼いの働き者の若者を結婚させましたが、
  二人(織女星と牽牛星)は遊んでばかりいるので、神は二人を引き離しました。
  しかし、二人が大変悲しんでいるので、神は、一年に1回だけ会うことを許した。
  このことから、裁縫の上達を願うため、七夕祭りを祝うようです。
  また、タナバタ祭りを「棚機:タナバタ」と書くのは、織女が機を織るという意味。】
とあります。
                                       (名数事典より抜粋:叢文社)
別の書籍では、更に詳しくて
  【七夕は、星辰信仰から生まれた年中行事の一つで、牽牛と織姫(織女)の二星を祀る。
   このニ星が、一年に一度晴れていれば、この日に天の川を渡って逢うとされる。
   もしこの日、雨となれば天の川の水かさが増して流れないので、
  カササギが羽を広げて橋となり、織姫を渡したという伝説がある。
  七夕は、奈良時代に中国から乞巧奠(きっこうでん)として伝わり、
  のち江戸時代になって五節句の一つに数えられ、庶民生活に定着した】
とあります。
                                       (陰陽五行より抜粋:淡交社)
更に
 【七夕は、本来は7月15日を中心とする盆の行事の始まりというところから起こった。
  また、盆とともに来臨する神のために、選ばれた神女が機織をした。
  これが「棚機:タナバタ」の語源であるという。
  ところが、後世仏教の行事が濃密に日本人の生活に影響してくるようになると、
  盆行事だけが仏教の行事のようになり、七夕が取り残されて、平安時代に中国から伝承した
  星祭の乞巧奠や、織女・牽牛伝説に結びついていった。
  江戸時代に入り、五節句の一つとなり、七夕送り、七夕流しという習慣が生まれた】
                                   (茶の湯歳時記より抜粋:茶と美舎)


このように、情報は私たちのすぐ傍に氾濫しています。どれが正しいのか、どれが正確なのか、
見極める力:選眼力・識別力をつけることが、これからの私たちに必要なことなのでしょうね!
そんなことを思いながら、数少ない山呼らいぶらり〜の内から、引き出してみました。
夜明け:南アルプス 北岳(標高:3,192m)
山行日:2001.08.17
所在地:山梨県北巨摩郡芦安村
4時30分、北岳山荘(標高:3,000m)からの夜明け前
八本歯のコル上に浮かぶ上弦の月と明けの明星(金星)?
気温8度、快晴
このあと(5時03分)、素晴らしいご来光が拝めました。
七夕=天の川=星

山行の夜は、
明日のために、たいがい
睡眠をとっています
でも、
ご来光を拝むために
三時ごろ、山小屋から
這い出してきます
そして
素晴らしい夜空を
見ることができます
しかし、
夜空の写真は、
あるようでありません
数少ない夜空を御覧下さい
夜空....
山梨
山葵の山行まっぷ
印の県に「目的地」があります
県名
いってみたいなこんなとこ:山行や旅行
山呼-リスト
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
山呼らいぶらり〜