今日のことば
新今昔物語                        今も昔のままに
306版:平成15年4月29日 火曜日
いってみたいなこんなとこ:山行や旅行
「純潔」
  と
  「清楚」
県名
印の県に「目的地」があります
滋賀
岡倉天心の場合
山葵の山行まっぷ
辛草のらいぶらり〜に次のような文章が載っていました
昭和55年とありましたから 1980年にメモったようです
出典は「岡倉天心:The Book of Tea(茶の本)」とありました

『花をちぎることによって新たな形を生み出して、他人の考えを高尚にすることができるならば、そうしてはよいではないか。
我々が花に求むるところは、ただ美に対する奉納を共にせん事にあるのみ。
われわれは、
「純潔」と「清楚」に身をささげることによってその罪滅ぼしをしよう』
というような論法で花人達は生花の法を定めたのである。



今から23年も前に、このような言葉が気になって書き留めたのだと思います
人々が花に「美」を求める行為に大小はあるかもしれませんが、愛でる気持ちそのものは大差無いと思います。
03.04.22版「らいぶらり〜」の一説に、高山植物の採取など≠ニありましたが、
この人達も許されることではありませんが、一種の「美へのあこがれ」が高じてしまったものなのかもしれません。
ハイキングのエチケットととして、次のようなことを聞かれたことがあると思います。
『残すのは足跡だけ、とるのは写真だけ』
ほんとにそうだと思います。
その時から、人々はいまだに同じような事を繰り返しています
これも「今昔物語」なのでしょうか・・・・・・・
2002.04.10(昨年)
MIHOミュージアム(滋賀県甲賀郡信楽町)
ここは、「桜花爛舞」で紹介いたしました。『桃源郷』の桜の回廊。
左の写真(平成14年の情景)を見て足を延ばされた方もおいでのことと思います。しかし、しかしながら「こんなはずでは」と、落胆の表情でお戻りになられたことと存じます。右の写真(今年:平成15年の模様)は違った所に来たような情景です。木が成長したこともありましょうが、桜の木を将来を見越した大胆な剪定がなされたようです。行き交う人の口からは、ほとんどが失望の言葉ばかりでした。『あの時と同じ風景が、情景が』と望んでいても、こと生き物に関しては、難しいことではあります。この場所のように、意図的に情景を作り上げようとする場合は、ある時期大きな決断を迫られるのですね。それが、今年であったようです。来年に期待しましょう。
2003.04.22(今年)
『去年と同じ場所に今年も同じ情景が保ちつづけられるよう』
との思い・・・・

記憶に残る所
記録に残る所
それは
若き日の思い出
こころのふるさと
だからもう一度
おとづれてみたい
あの時と
同じ
風景が、情景が
今も
あることを願いつつ
山呼-リスト
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
みたいな
山呼らいぶらり〜