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歳時記-京都北部
ミツマタぐんせいち 概要 ミツマタの群生が見られるのは、京都府綾部市と福井県との境にある水源の里・老富(おいとみ)地区。その市茅野杉(いちかやすぎ)の森の中にあります。ミツマタはハチの巣のように小さな花が集って半球形を描く可愛らしい花。樹皮は強い繊維質があり、和紙の原料にもなります。綾部市は「日本一強い紙」といわれる黒谷和紙の産地です。。見頃のピークは例年だと3月下旬から4月上旬だそうです。
ミツマタ群生地
地  域 26n:東舞鶴/南東E
Mapion 京都府綾部市老富町
撮影日 2021.04.01、(晴)
遊歩道の両側にミツマタ
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鎮守の社前の市茅野杉
鎮守の社
群生地終端から遊歩道を見返り
山の斜面に群生
昭和初期、和紙の原料として売ろうと集落のかたが少しだけ植えたのだとか。ところが戦争が激しくなって売ることができず、森の中でそのままになっていました。その後、木が大きく育ってしまい、森に陽が入らなくなっていたところ、2010年の大雪で杉がいたんでしまったことで木を伐採。すると森にほどよい光が入るようになり、ミツマタもシャガもどんどん増えていったのだとか。
在中地区外れ、群生地への山道入口