門紀行:西明寺本坊表門
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標   題 西明寺本坊表門
山 行 日 2011年12月10日、(晴)
Mapion 滋賀県甲良町池寺
間 口 一間一戸
特 徴 薬医門
リ ン ク
概   要 西明寺(さいみょうじ)は、天台宗の仏教寺院。山号を龍応山(りゅうおうざん)と称します。本尊は薬師如来、開基は三修上人です。寺伝によれば承和元年(834)、三修上人の創建といわれます。平安時代から中世へかけての歴史は必ずしも明らかではなく、現存する本堂、三重塔は鎌倉時代の本格的な建築であり、この頃にはかなりの規模を有していたものと思われます。元亀2年(1571)、比叡山延暦寺の焼き討ちを行った織田信長は、近江国にある比叡山傘下の天台寺院をも焼き払うことを命じ、西明寺も信長配下の武士によって焼き討ちの運命にありました。しかし、寺僧の機知により、山門近くの房舎を激しく燃やし、全山焼失のように見せかけたため、山奥に位置する本堂や三重塔は焼失をまぬがれたといわれます。この兵火の後は荒廃していました、徳川家などの庇護を受けて徐々に復興し、近代に至っています。金剛輪寺、百済寺とともに「湖東三山」の1つに数えられる。西国薬師四十九霊場第三十二番札所。
本坊には国指定名勝の庭園があります。
この門は、切妻造り桟瓦葺。両袖築地塀扉付き。
正面遠景
正面