門紀行:日吉大社西本宮神門
山聲-TOP
正面
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標   題 日吉大社西本宮神門
山 行 日 2003年11.月27日、(曇)
Mapion 滋賀県大津市坂本
間 口 三間一戸
特 徴 楼門、随身門、重要文化財
リ ン ク
概   要 日吉大社(ひよしたいしゃ)は、式内社(名神大社)、二十二社(下八社)の一社。旧社格は官幣大社。全国に約2,000社ある日吉・日枝・山王神社の総本社である。通称として山王権現とも呼ばれます。西本宮と東本宮を中心に400,000m²の境内を持つほか、猿を神の使いとする。社名の「日吉」はかつては「ひえ」と読んだが、第二次世界大戦後は「ひよし」を正式の読みとしています。比叡山の一峰である牛尾山(八王子山)に、神代の昔から比叡山の守護神として大山咋神が祀られていた古社に端を発し、また、大津京遷都にあたり、天智天皇7年(668年)に大和の大神神社より御神霊を迎え、大己貴神を国家鎮護の神として祀ったとされているのが日吉大社の創始といわれているようです。
この門は、入母屋造り檜皮葺で、正面に随身を置かず酒樽がおかれています。建造されたのは、天正14年(1586)頃と推定されています。

楼門の四隅の隅木に神猿の木像があります。これは四方魔除けの猿、棟持ち猿と呼ばれるもので、その謂われは、一家の四方の魔を拭い去ることによって棟木が上がるということで、これは繁栄することを意味します。