門紀行:松花堂庭園入口
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標   題 松花堂庭園入口
山 行 日 2004年03.月02日、(曇・晴)
Mapion 京都府八幡市八幡女郎花
間 口 一間一戸
特 徴 腕木門
リ ン ク
概   要 松花堂(しょうかどう)は、江戸時代初期の僧侶(石清水八幡宮の社僧)で文化人であった松花堂昭乗がその晩年の寛永14年(1637)に構えた草庵の名称です。現在の京都府八幡市、石清水八幡宮のある男山の東麓に泉坊という宿坊があり、その中にこの草庵がありました。
松花堂昭乗の草庵・松花堂を中心に、石清水の泉殿客殿・庭園を併せ、明治24年現在の地に移築、現在京都府八幡市の管理下にある洛南の名庭園です。庭園は、約22000平方メートルと広く、内園と外園に分かれていて、内園は昭乗が晩年に隠棲するためたてた草庵「松花堂(茶室)」や書院などの建物を苔庭や枯山水の築山で囲っています。庭石や灯篭など露地庭園としても細かい心遣いがなされていて、昭乗が生きていた時代の庭園の風情が偲ばれます。外園は、小堀遠州が建てた茶室を再現した茶室および宗旦好みの茶室などを持つ茶の庭園としても有名で、珍しい竹40種、茶花として珍重される椿200種を植栽しており、春・夏の深緑、秋の紅葉など四季を通じて雅趣ある景観が楽しめます。