かぶとやま ルート 多和田公民館P(13:30)〜南登山口(13:45)
〜南峰(14:20)〜かぶと山(14:40)〜北峰
〜北登山口(15:20)〜多和田公民館P(15:30)
かぶと山 シュミレーション
地  域 25n:長浜/南東S 概要 横山山系の南東側に張り出した位置にあり、かぶと山の北峰・中峰・頂上・南峰が、ちょうど兜をおいた形をしているところから、かぶと山(別名:兜黛山;とうたいさん)と呼ばれています。標高は低く、東には霊仙山系が迫っていますが、名神高速道や東海道本線、天野川などで分断され、大型の哺乳類は少ないそうです。しかし、鳥類などは多く、里山の特徴である動植物の宝庫です。特に、日本の国蝶とされる「オオムラサキ」が生息し、7月〜8月頃山域を飛び交うところが見られます。古くから人が住み着いていたようで、山頂付近に岩をめぐらせた、古代の環状列石群が有名です。現在山域は、環境保全林として保護されているとともに、地域の方々の手によって、木花などの植樹や遊歩道の整備などがなされていて、春や秋には山の彩りが楽しめます。梅雨の時期は、夏草が繁茂するため、クモの巣などの露払いに精力を要します。
Mapion 滋賀県近江町/米原町
標  高 310m/120m=190m
距  離 約4.0km、斜度:max25°
体力度 19P、☆
山行日 2004.06.28、(曇)
形  態 日帰り、1名
時  間 所要02:00/歩行01:45
アクセス 自家用車、00:20
備  考 夏場下草繁茂
樹間をぬう尾根道
このあたりを「憩いの森」として
整備されています
この右側の木の間越しに
山頂部が垣間見えます
     北登山口
駐車場までの道中に、オオムラサキの飼育小屋があり
地元の方が自然保護に
力をそそいで居られる様子がうかがわれます
多和田の風穴
中峰から
少し北峰に進んだところに
大きな穴があいています
深さ20m程を降り
横に広がっているという
丁度5人の若者のグループが
探検の最中でした
もちろん周囲には
柵が設けられています
かぶと山頂上
(別名:兜黛山、とうたいさん)
         標高:310m
多くの石が積み上げられています
これも中峰遺構の一部です
山頂にあるNHKのアンテナ塔
この部分だけがステージのように
太陽の光が差し込んでいます
頂上付近からの眺望は
期待できません
山上遊歩道は
整備されてはいるのですが
この山頂部にいたる
100mほどの区間は
かすかな踏み跡と勘を頼りに
進みます
南峰(標高:260m)近く
竜宮の森として
ベンチなどがおかれ
噴出した汗をひと拭い
駐車場(公民館)からの山容
ルート・シュミレーション はこちらから
南登山口、いきなりの階段からドラマが始まる
南登山口の手前にある大寶神社
境内には、天空に延びる社木(神代杉)があり
その歴史の長さを物語っている
右側の道から100mほど進むと登山口がある
山悠遊-滋賀湖北
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
山聲-TOP
北峰の山頂部
日があたり
開けているように見えますが
近くの峰が見えるだけで
パノラマは見込めません

羽にまだら模様のついた
10cmくらいの蝶々が
飛んでいました
羽が紫色に輝いていれば
オオムラサキですが
羽が黒っぽかったから
キアゲハかもしれません
当のオオムラサキは7月から
クヌギの木の樹液に集まるといわれます
山頂付近には小さな石を盛り上げた環状列石群があります
中でも南峰から中峰までの間にあるものは
中峰遺構と呼ばれ
  ・神籠石(霊域)説
  ・神籠石(古代山城)説
  ・烽火台説
  ・高地性集落説

等々の諸説があるとのこと
現場は石塁の上が
落ち葉と苔類等で覆われ
尾根道を歩いているようですが
規模が大きすぎて
環状になっているのが
写真では写し込めません