かくよくざん/ぼうせいほう |
ルート |
神社P(10:10)〜鶴翼山(11:00)〜P254峰(11:30)
〜津田町山麓(12:00)〜百々神社(12:35/13:15)
〜望西峰(14:20)〜西ノ丸(15:15)〜P(16:20) |
鶴翼山/望西峰 |
シュミレーション |
地 域 |
25e:近江八幡/北東C |
概要 鶴翼山(標高:271.8m)は、別名:八幡山(はちまんやま)とも呼ばれ、近江八幡市街の北に位置し、南北約4km、東西約1.5km、全周約10kmほどの山塊の南部にあります。南北へ峰は延び、南から鶴翼山、北之庄城址のあるP254峰、最高峰の望西峰(標高:278m)、最北のP180峰の峰々からなります。山麓の日牟礼八幡宮(ひむれはちまんぐう)から、山上までロープウェイがつき、気軽に上がれるます。山上には、豊臣秀次の築城として知られる八幡山城址があり、展望が開けています。城跡には、瑞龍寺(村雲御所)があり、山門の左右にある石垣が往時を偲ばせます。南北の縦走路は、鶴翼山から北端の百々(もも)神社までは、比較的踏跡のしっかりしたルートですが、南端への南尾根は、ルートが不明瞭です。東西の横断ルートはP254峰から津田町山麓の谷はひどいブッシュで、夏場は虫などの襲来に対する準備が必要です。 |
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滋賀県近江八幡市 |
標 高 |
278m/90m=188m |
距 離 |
約11.0km、斜度:max36゜ |
体力度 |
50P、☆☆ |
山行日 |
2007.02.12、(晴) |
形 態 |
日帰り、2名 |
時 間 |
所要06:10/歩行04:55 |
アクセス |
自家用車、01:00 |
備 考 |
南尾根・西谷道:ブッシュ |
↑
津田山麓
↑
北詰付近
鶴翼山
↓
P254峰付近
↓
鶴翼山
↓
望西峰
↓
津田山
↓
比良山系
↓
鶴翼山
↓
津田山山系
↓
鶴翼山
↓
P254峰
↓
望西峰
↓
八幡掘(はちまんぼり)
幅員約15m、全長6kmに及ぶ運河。安土桃山時代に豊臣秀次が八幡城を築城した際、城下町の都市計画として整備され、城を防御する軍事的な役割と琵琶湖の水運(当時の物流の要)を利用する商業的役割を兼ね備えました。江戸時代には、近江商人(八幡商人)による町の発展に大きな役割を果たしました。 堀沿いには白壁の土蔵や旧家が建ち並び、「八幡伝統的建造物群保存地区 」として重要伝統的建造物群保存地区に選定されています(wikipedia)
市道に降りてきたところに煙突・・・・
ホフマン窯といわれるものです
麓には福祉施設が建っています
15:55 南端登山口(道路出合)、青根天満宮参道
青根天満宮
菅原道真を祭神とするこの神社は
民話『びんぼうになった長者』の主人公
青根長者が寄進して建立したといわれ
子孫が永久に繁栄することを願い
この神社から「南へ六町の所に
金の鶏、漆十樽、楠千本を埋めた」
という伝説が残っています
八幡山城址 出丸から
時折踏み跡が消えてしまう尾根を降ります
降りてきたところには石仏が点在
刻まれた字を読みながら進むと
西国三十三箇所の寺院名と仏様の名前が
刻まれていました
おかげで、次は何処、次はこの寺が出てくる
といいながらの楽しい下りのひと時でした
北之庄城址 七ツ池
窪み(池)が見えかかりだけで
4箇所数えられました
笹が茂っている所にも
窪みがありそうです
北之庄城址に戻ってきました
堀切にかかる土橋です
14:15 望西峰(標高:278m)
名前のとおり西が望めるのかな・・・・と
あたりを徘徊しましたが樹木で覆われ
展望はききません
13:40 P180峰(標高:180m)
この付近には
ユズリハが沢山生えています
望西峰→
←北詰:神社
北詰めから東側望遠
西の湖への水路
正面の山名は不明ですが
円山城址があります
円山城は西条氏の居城
西条氏は佐々木六角泰綱の
三男長綱(唐橋氏称す)を祖とし
その子氏綱より西条氏を称した
ヴォーリス病院尾根道↑ 北之庄城址→
←百々神社
12:45 運河水門
パナマ運河と同じ方式で
右端を船が通ります
琵琶湖の水位が低いときは
この水門(堰)で
西の湖の水位が保たれます
繖 山
安土山
↓
円山城址
↓
津田山
↓
長命寺山
↓
鶴翼山北峰(260m)
この奥に山頂は隠れています
↓
←堀切
北之庄城址
歴史的には不明な点が多く、観音寺城を本拠としていた佐々木六角定頼との関係が考えられています
11:40 P254峰(標高:254m)
西側が開け、津田山山系が眼前に望めます
尾根縦走路は、北之庄城址七ツ池の東側を通らなければなりませんが、西側を通ったためルートから外れてしまいました。予定では、北詰めから東山麓を駐車場へ、延々と歩いて帰る予定でしたが、北詰めから逆に、登りなおせばよいとの判断で、ルート開拓を兼ね、一気に津田山麓まで降りることにしました。踏み跡は途中でブッシュの中に消えてしまい、腰までのブッシュをかきわけ、藪を突っ切り、山麓に飛び出しました。夏場はお勧めできません。
藪が途切れて光が差してきました。トトロの世界
↓鶴翼山/北之庄→
比叡山
↓
岡 山
↓
蓬莱山
↓
武奈ヶ岳
↓
長命寺山
↓
津田山
↓
山頂にある瑞龍寺の山門
両側を石垣に囲まれ八幡山城の往時が偲ばれます
南側登山道との出合
結界門を潜ります
南登山口は旧大手口
現在は公園と図書館があります
10:15 東登山口
神社の右山裾より尾根を登ります
八幡山山麓にて
(滋賀県近江八幡市)
繖山見晴台(標高:400m)、山行日:2007.01.05、鶴翼山から東北東へ約6.9km
↑
安土山
望西峰
↓
八幡掘
八幡掘りからの鶴翼山
堀に浮かぶ鶴翼山・・・・のどかです
↑南詰
東登山口→
出丸の石垣
この石垣を降ります
(手前に足がかりのいい所がありました)
八幡山城址 出丸
草がボウボウ、管理がされていません
光の方向(南側)には石垣があります
通行止めも当然です・・・・
13:20 百々神社(ももじんじゃ)
同神社は、社を北向きに構える珍しい神社です
北風をまともに受ける神様であることから
風邪やぜんそく封じの信仰が厚く
毎月4日の月例祈祷祭には参詣者が多いとか
北之庄城址 七ツ池、西側から東を見ています
七ツ池/望西峰→
八幡山城址 西の丸からの展望
←南
北→
八幡山城 西の丸、琵琶湖の展望がすばらしい
八幡山連峰は城址を2箇所を持つ山塊で、津田山山麓も含めると4箇所も集中しています。鶴翼山山頂からの北尾根縦走路は、はじめての山行で、どのようなルートであるかわからなかったのですが、春のような陽気に誘われ、藪コギを覚悟で出かけてみました。その顛末は・・・・
撮影日:2007.02.12
01 菜の花
02 菜の花
03 ウメ
04 ウメ
05 鳶
長命寺山(標高:333m)、山行日:2004.01.03、鶴翼山から北北西へ約2.5km
↑
西の湖
田中山(標高:293m、三上三山の内の一)、山行日:2006.02.13、鶴翼山から南南西へ約9.25km
鶴翼山
↓
津田山
↓
長命寺山
↓
近江八幡市東部郊外(標高:89m)、山行日:2007.02.12、鶴翼山から東南東へ約2.5km
16:20 駐車場 到着
出発時は、八幡山城址・北之庄城址の城めぐりだけと思っていたのですが、縦走ルートがしっかりしていたので、終わってみれば完全縦走ができあがっていました
日牟礼八幡宮 参道に戻ってきました
←南西
南東→
八幡掘
この煙突は赤レンガを製造していた
ホフマン窯の煙突です
明治末期に建てられた
旧中川煉瓦製造所の跡です
ホフマン窯は、ドイツ人の
フリードリヒ・ホフマン氏の発明
窯が環状に連なっていて
火が順次隣の窯に移ることで
火を消さずに
煉瓦を焼き続けることができます
八幡瓦で有名な近江八幡は
昔は煉瓦も作っていました
今でも、ホフマン窯が残っており貴重な文化遺産です
青根天満宮への参道(石段)
石柱には
「西國三十三所霊場」とあります
15:15 八幡山城址 西の丸
この段を降りると出丸へ進みますが
ロープが張られています
一般観光客は、通行止めということ・・・・
南尾根↑
北之庄城址 七ツ池
←P524峰
↓望西峰
七ツ池・P524峰↑
「百々神社」は何と読むの・・・・
ひゃくひゃくは、いくらなんでもないでしょう
どどじんじゃ、ももじんじゃ
電話帳で調べると両方とも記載されていました
hpでは「も」で索引が作られていましたので
「ももじんじゃ」とルビを打つことにしました
↑
登山口
運河→
←東山麓
琵琶湖/西の湖運河左岸からの津田山
津田山麓から南(鶴翼山)を見ました
12:15 津田山麓
この藪から飛び出してきました
南詰→
←北詰
北之庄ルート出合
北の丸から東側展望 近江八幡東部市街
10:40 瑞龍寺(村雲御所)
秀次の生母瑞龍院が秀次の菩提を弔うため創建した日蓮宗の門跡寺院。はじめは
京都の村雲の地にあったので村雲御所と
呼ばれ、昭和37年にこの地に移されました
八幡山城は豊臣秀次が築いた城
豊臣秀吉の姉の子秀次は
淀君に秀吉の実子が出来たため
28歳の若さで自害させられた悲劇の武将です
東尾根ルートの登山道:緩やかです
←南登山口
↑山頂/結界門/東登山口↓
10:10 駐車場
神社前駐車場から見た鶴翼山
山裾に
ロープウェイの山麓駅があります
突き当たりを左に曲がると南登山口
山里の彩り:5枚
安土山南山麓(標高:86m)、山行日:2006.02.24、鶴翼山から東北へ約5.0km
この風景は時代劇などで
よく出てきますので
この映像がでてきましたら
八幡山を思い出してください
←山上駅/出丸↑
西の丸→
登山道
↓
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
日牟礼(ひむれ)八幡宮 楼門
平成19年度は3月17〜18日に左義長祭が行われます
北之庄城 堀切
←鶴翼山
望西峰→
瑞龍寺
↓
繖 山
↓
伊庭山等
↓
安土山
↓
箕作山等
↓
望西峰→
↑
航 路
北之庄出合からの鶴翼山
↑P254峰
11:05 八幡山城址 北の丸
三等三角点(標高:271.8m)
北尾根は
左側から正面石垣下を進みます
正面の山は津田山山系です
西の湖
↓
北之庄登山口
↓
山悠遊-滋賀湖東