山悠遊-広島備北
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
たいしゃくきょう ルート P(11:40)〜白雲洞(11:55/12:15)〜唐門(12:20)
〜雄橋(12:55/13:05))〜断魚渓(13:15/13:20)
〜かもじ橋(13:30/13:50)〜雄橋(14:10)〜P(14:30)
帝釈峡-上
地  域 34:帝釈峡/南東W 国の名勝に指定され、比婆道後帝釈国定公園の主要景勝地として知られる全長18mの峡谷です。カルスト台地が、帝釈川によって侵食されてできた峡谷で、世界三大橋の一つとして知られる日本一の天然橋「雄橋(おんばし)」(国天然記念物)、鍾乳洞の白雲洞、急流の断魚渓、鬼の唐門、鬼の供養塔などの奇勝奇岩で有名です。下帝釈峡の神竜湖湖上には遊覧船が就航し、帝釈川ダム付近まで遊覧することができます。上帝釈の駐車場から、神竜湖までの約6kmには遊歩道が整備され、渓谷の風情や紅葉などの風景を楽しめます。かねては自転車で神竜湖まで観光することが出来ましたが、1996年の落石により、雌橋からかもじ橋の区間が通行止めになり、2000年に通行止め区間の山岳迂回路が完成しましたが、急峻な山道なので自転車での通行は出来なくなりました。今回の訪問は、雄橋を中心とする上帝釈峡の片道3kmを往復します。
Mapion 広島県庄原市東城町
標  高 410m/370m=40m
距  離 約6.0km、斜度:max1゜
体力度 13P、☆
山行日 2013.09.24、(晴)
形  態 後泊、3名
時  間 所要02:50/歩行01:50
アクセス 自家用車、05:30
備  考 特に問題なし
雄橋から300mほど下流に向かうと遊歩道の直下に断魚渓があります。
帝釈川が輝緑凝灰岩の地層を侵食し、帝釈峡の中でも最も急流をなし魚が遡上できないという意味で断魚と呼ばれます。この輝緑凝灰岩は石炭紀に海底火山が噴火し、その噴出物が堆積したもので、サンゴ、ウミユリの化石が見られ、帝釈峡付近では最も古い地層です。
雄橋(おんばし)下流側河床から
雄橋は河川の水が長年に亘って石灰岩質の岩を穿孔することによって形成された天然橋であり、帝釈峡の名勝指定とは別に、独自で天然記念物の指定を受けている。日本百名橋の一つ。
カルスト地形での浸食作用によって形成されました。もともとは鍾乳洞であったものが、侵食の進行によって落盤し、橋状に残されたと考えられてる

長さ90m、幅19m、高さ40mの規模であり、下を流れる帝釈川の水面からは、橋の裏側まで18mの高さがあります。
スイスのプレビシュ
アメリカ合衆国の Natural Bridge
と共に世界三大天然橋とされています。
雄橋(おんばし):下流側
天井見上げ
雄橋(おんばし):上流側
石灰岩の断崖の下部が浸食されています
渓谷
渓谷
上流部
天井部
下流側
鬼の唐門
白雲洞から100mほどの下流側にあり
高さ約8mの天然橋で、古い鍾乳洞が崩落して
入り口だけが残ったものと考えられています。
門の上の方に「鬼の窓」と呼ばれる4mほどの穴が開いています。ともに帝釈川の支流によって形成されたと考えられています。
鬼の唐門
白雲洞:雄橋のやや上流にある鍾乳洞。遊歩道より少し登った断崖に入り口があり、
200mほどが観光化されています。最も広い部分は高さ20m幅5mの空間があります。
内部は平たんで温度も11度前後に保たれています。駐車場より遊歩道沿いに徒歩5分程度。
白雲洞内平面略図
←下帝釈峡/上帝釈峡→
かもじ橋:上流側鉄橋、木製橋:下琉側(現在利用禁止)
ここから下流の下帝釈峡へは、遊歩道はがけ崩れのため廃道、
登山道として設置された道を徒歩での通行は可能(左方向に進む)
いつの頃のものかわかりませんが、アーチの上部が
加工されたような痕跡、自然でしょうか(下流側です)
鬼の供養塔:陰陽二鬼神の供養塔と言われる約10mの石柱です
―この間登山道―
↓         ↓
かもじ橋
かもじ橋の上流
断魚渓
断魚渓
白雲洞内部
白雲洞内部:月の兎
帝釈峡案内図
 ―――今回のハイキング区間――― 
↓                      ↓
登山道
下帝釈峡
上帝釈峡
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)
および基盤地図情報を使用して作成しています。(承認番号 平25情使 第539号)
表示測地系:WGS84、経緯度線@10''(緯線:1間0.3km・経線:1間0.25km、斜め≒0.4km)
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