歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
くまのさんふだらくさんじ ルート 補陀洛山寺(11:40/11:50)
〜熊野三所大神社(11:50/12:00)
熊野山補陀洛山寺
地  域 30s:紀伊勝浦/北西E 概要 補陀洛山寺は、宗派:天台宗、山号:熊野山、本尊:三貌十一面千手千眼観音、創建:伝・仁徳天皇治世(4世紀)、開基:伝・裸形上人。補陀落とは、サンスクリット語の観音浄土を意味する「ポータラカ」の音訳。境内は、国の史跡「熊野三山」の一部で、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』(平成16年(2004)登録)の構成資産の一部です。平安時代から江戸時代にかけて、人々が観音浄土である補陀洛山へと、小船で那智の浜から旅立った宗教儀礼、「補陀洛渡海(補陀落渡海とも)」で知られる寺です。江戸時代まで、那智七本願の一角として大伽藍を有していましたが、文化5年(1808)の台風により、主要な堂塔は全て滅失しました。その後長らく仮本堂でしたが、平成2年(1990)に、現在ある室町様式の高床式四方流宝形型の本堂が再建されました。隣接する浜の宮王子社跡には、熊野三所大神社が建ちます。
Mapion 和歌山県那智勝浦町
標  高 06m/05m=01m
距  離 約―km、斜度:max―゜
体力度 ―P、Θ
山行日 2019.06.20、(晴)
形  態 前泊:3名
時  間 所要01:00/歩行00:20
アクセス 自家用車、05:30
備  考 特に支障なし
手水場
手水舎
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本堂右正面
本堂左正面
本堂正面中景
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案内板
本堂正面
補陀洛は『華厳経』ではインドの南端に位置するとされます。またチベットの、ダライ・ラマの宮殿がポタラ宮と呼ばれたのもこれに因みます。中世日本では、遥か南洋上に「補陀洛」が存在すると信じられ、これを目指して船出することを「補陀洛渡海」と称しました。記録に明らかなだけでも日本の各地(那珂湊、足摺岬、室戸岬など)から40件を超える補陀洛渡海が行われており、そのうち25件がこの補陀洛山寺から出発したと伝わっています。
渡海記念碑
渡海船
「世界遺産」碑
本堂側面
本堂扁額『補陀洛山寺』
山門(石柱門)
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