歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
ふろうばし ルート 不老橋(15:40/15:50)
不老橋
地  域 30n:和歌山/南西E 概要 不老橋は、和歌浦に位置するアーチ型の石橋です。片男波松原にあった紀州東照宮御旅所の移築に際し、紀州藩第10代藩主:徳川治寶の命によって架けられました。第13代藩主:徳川慶福の治世の嘉永3年(1850)に着工し、翌嘉永4年に完成しました。よく三断橋(1653年築、妹背山に延びて架けられた橋で、県内最古の石橋)と混同されますが、三断橋は初代藩主:徳川頼宣が架橋したものです。石材は和泉砂岩を使用し、敷石やアーチ部分の内輪石には、直方体状の石材が使用されています。不老橋は、徳川家康を祀る紀州東照宮の「和歌祭」の際に、紀州徳川家や東照宮関係者の人々が、御旅所に向かうために通行した「御成道」に架橋されたものです。江戸時代のアーチ型石橋は、九州地方以外では大変珍しく、特に勾欄部分の彫刻が優れています。この橋は鏡山の山頂からも、妹背山からも、多宝塔からも望むことができます。
Mapion 和歌山県和歌山市
標  高 02m/01m=01m
距  離 約―km、斜度:max―゜
体力度 ―P、Θ
山行日 2019.06.17、(晴)
形  態 後泊:3名
時  間 所要00:10/歩行00:05
アクセス 自家用車、03:30
備  考 特に支障なし
左岸上流から
左岸上流から
妹背山
  ↓
不老橋
 ↓
  ↑
あしべ橋
紀三井寺
  ↓
あしべ橋中央
下流左岸
下流から
右岸上流
右岸袂
左岸袂下流
左岸袂上流
左岸袂
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紀三井寺からの和歌浦公園
あしべ橋上流右岸、不老橋のデザインに合わしてあります
下流左岸護岸
右岸下流
右岸上流
橋中央部
左岸上流から
橋台のアーチ部分は肥後熊本の石工集団の施工であり、勾欄部分については湯浅の石屋忠兵衛の施工と推定されています。勾欄部分は、雲を文様化したものが見られます。江戸時代のアーチ型石橋は、九州地方以外では大変珍しく、特に勾欄部分の彫刻が優れています。近年までは、不老橋を渡ったところに「不老館」という和風建築の建物がありましたが、解体され、現在は和歌の浦アート・キューブになっています。橋は和歌山市指定文化財(建造物)に指定され、和歌山県指定史跡・名勝「和歌の浦」および国の名勝「和歌の浦」の構成要素でもあります。
あしべ橋からの塩竃神社
 
観海閣
あしべ橋からの紀三井寺望遠
あしべ橋からの東側展望
不老橋に並行して架かる「あしべ橋」
手摺勾欄彫刻
案内板
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