歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
多宝塔正面
けいとくさんちょうほうじ ルート 長保寺(10:30/11:10)
慶徳山長保寺
地  域 30c:海南/南西E 概要 長保寺は、宗派:天台宗、山号:慶徳山、本尊:釈迦如来、創建:長保2年(1000)、開基:性空、その他:紀州藩主徳川家墓所(国史跡)。寺伝によれば、平安時代中期の長保2年(1000)、一条天皇の勅願により、円仁(慈覚大師)の弟子の性空によって創建され、年号を取って「長保寺」と号しました。その後、寛仁元年(1017)には七堂伽藍と子院十二ヶ坊が完成しました。創建時は、現在地より西方にありましたが、鎌倉時代末期に現在地に移り、伽藍も整えられました。現存する本堂、多宝塔、大門(各国宝)は、やや時代が下って鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての建築ですが、中世にさかのぼる仏教建築がまとまって残されている点で貴重な存在であるといわれます。宗派は、当初天台宗であったと思われますが、後に法相宗、さらに真言宗に改宗し、紀州徳川家の菩提寺となってから天台宗に復しました。
Mapion 和歌山県海南市
標  高 55m/31m=24m
距  離 約―km、斜度:max―゜
体力度 ―P、☆
山行日 2019.06.18、(晴)
形  態 前後泊:3名
時  間 所要00:40/歩行00:20
アクセス 自家用車、04:00
備  考 特に支障なし
階段参道
受付前参道見返り
受付の脇、納経所への参道
受付
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本堂左正面
本堂前境内
受付前本堂上壇への参道
案内板
境内図(拝観パンフレットから)
大門脇からの上壇伽藍
納経所への通路、※立入禁止
阿弥陀堂
阿弥陀堂/護摩堂
多宝塔側面
多宝塔側面
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大門 詳細はこちらから
戦国時代には衰退していたため、江戸時代に紀州藩主となった浅野幸長より5石の寄進を受けました。寛文6年(1666)、当地を訪れた紀州藩主:徳川頼宣は、長保寺を紀州徳川家の菩提寺に定めました。境内東斜面には約1万坪にも及ぶ広大な藩主廟所があり、頼宣以降の歴代藩主が眠っています。ただし、5代吉宗(後の8代将軍)と13代慶福(よしとみ、後の14代将軍家茂)の墓は、それぞれ東京の寛永寺と増上寺にあります。廟所は、2018年の台風の影響で拝観できません。
本堂上壇からの展望
廟所への入口、※土砂崩れのため通行止め
護摩堂
鐘楼
本堂前からの鐘楼/阿弥陀堂/護摩堂
多宝塔右正面、左に本堂
本堂向拝前からの多宝塔
多宝塔中景
本堂右正面
本堂正面
長保寺境内図
長保寺境内
(和歌山県海南市)
山里の彩、01種/10枚
撮影日:2019.06.18
山聲-TOP
山悠遊-和歌山海南