歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
てんのんざんどうじょうじ ルート 道成寺(12:00/12:40)
天音山道成寺
地  域 30c:御坊/北西NE 概要 道成寺は、宗派:天台宗、山号:天音山、本尊:千手観音、創建:8世紀・寺伝では大宝元年(701)、開基:伝・義淵。新西国三十三箇所観音霊場の第五番札所。道成寺創建にまつわる「髪長姫伝説」や、能、歌舞伎、浄瑠璃の演目として名高い「安珍・清姫伝説」で知られています。寺に残る仏像の大半が平安時代初期から中期のもので、寺勢も盛んであったと推定されています。現存する本堂は、正平12年(1357)頃の竣工ですが、その後寺勢は衰退し、天正13年(1585)には羽柴秀吉による紀州征伐にあって諸堂が焼失し、二代目の梵鐘を奪われています。当時は本堂と鎮守社が残るのみでしたが、明暦元年(1655)、紀州藩主:徳川頼宣の援助で、本堂の屋根葺き替え等の修理が行われ、仁王門、三重塔などの諸堂塔は近世を通じて徐々に整備されていったものです。お目当ての釣鐘はなく、鐘楼跡の看板が伝説の面影を偲ばせます。
Mapion 和歌山県日高川町
標  高 19m/08m=11m
距  離 約―km、斜度:max―゜
体力度 ―P、☆
山行日 2019.06.18、(晴)
形  態 前後泊:3名
時  間 所要00:40/歩行00:20
アクセス 自家用車、04:30
備  考 特に支障なし
護摩堂左正面
護摩堂正面
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鐘巻跡
殺生石『禁殺生』
三重塔左正面
念仏堂扁額
大宝殿扁額
大宝殿右正面
本堂背面
本堂正面
水鉢
後生車、地蔵菩薩像
山門内境内
十王堂
念仏堂正面
念仏堂左正面
稲荷神社
護摩堂側面
道成寺型灯籠
本堂右正面
本堂向拝、石橋  石橋の詳細はこちらから
殺生石/槇柏:幹部
境内:本堂/三重塔/仁王門
槇柏:全体
境内:本堂/三重塔/仁王門
山里の彩:02種/05枚
撮影日:2019.06.18
道成寺境内
(和歌山県日高川町)
鐘楼跡
三重塔中景
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階段参道(帰路)
階段参道土塁
三重塔正面
大宝殿
香炉
水鉢、後生車(輪廻車、手車石、禊石、浄め石)
門前街
本堂向拝前からの三重塔
「安珍・清姫伝説」の伝説は、平安時代中期に編纂された『大日本国法華験記』にすでに見える古い話です。大宝元年(701年)、文武天皇の勅願により、義淵僧正を開山として、紀大臣道成なる者が建立したと伝わります。別の伝承では、文武天皇の夫人・聖武天皇の母にあたる藤原宮子の願いにより、文武天皇が創建したともいわれます(この伝承では宮子は紀伊国の海女であったとする)。これらの伝承をそのまま信じるわけにはいかないとされていますが、本寺境内の発掘調査の結果、古代の伽藍跡が検出されており、出土した瓦の年代から8世紀初頭には寺院が存在したことは確実視されています。
安珍塚
庫裏長屋門
宝篋印塔
鎮守三社
本堂側面
本堂背面後ろの扉
本堂/三重塔
仁王門 詳細はこちらから
句碑『 陽炎や その石壇の 六十二 (松尾塊亭(まつおかいてい))』
境内地図
山聲-TOP
山悠遊-和歌山御坊