歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
りょうたんじ-ふだらくのにわ 概要 龍潭寺方丈南庭は、「ふだらくの庭」と呼ばれる、枯山水の名庭です。江戸初期に作られたもので、一面に敷き詰められた白砂と、その上に配置された大小48個の石などによって、観音菩薩のいる補陀洛山(ふだらくさん)の一帯をかたどっています。白砂は大海、中央の島が補陀洛山、杉垣は水平線、中央の大きな石が観音の立ち姿を表しているといわれています。縁に坐し、しばし時の過ぎゆくのを忘れます。
龍潭寺-ふだらくの庭
地  域 25znw:彦根東部/南西NW
Mapion 滋賀県彦根市古沢町
山行日 2017.12.20、(晴)
観音堂への渡廊下
渡廊下の奥に観音堂
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右側からの庭全景
左側から俯瞰
正面全景パノラマ
ふだらくの庭観賞

 @観音菩薩の立ち姿
 A慧萼(えがく)が渡った船
 B白砂・・・・大海
 C杉垣・・・・水平線
 D生垣・・・・雲

観音様を中心にし、石を四方八方に放射線状に並べた作庭は
何処から見ても真ん中に中心があるという安心感と安定感があり
雑念を払い心に平安をもたらすといわれています
龍潭寺には、方丈南側の「ふだらくの庭」の庭が設けられています。龍潭寺は禅宗を学ぶ道場として栄え、最盛期は200人以上の僧が修行していたといわれています。禅宗の中では修行の一つとして「庭園を造る」というものがあり、龍潭寺には造園を行う僧侶を養成する「園頭科(おんずか)」が置かれ、これが日本の造園学の発祥とされています。龍潭寺は「庭」を学ぶための場所、まさに「庭の寺」でした。龍潭寺で造園学を学んだ僧は、日本各地の禅寺庭園の施工を行ったといわれています。
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