歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
さいみょうじ-ほうらいてい 概要 西明寺は、鈴鹿山脈の西山腹に位置する寺院で、湖東三山(西明寺、金剛輪寺、百済寺)の名でも知られ、紅葉の名所です。本坊にある庭園は、国の名勝に指定され、『蓬莱庭』とよばれています。江戸時代の延宝元年(1673)、寺院の復興にあたっていた望月友閑が、復興の記念にと造った庭園で、小堀遠州の作庭を参考にした造りといわれています。紅葉時期はもちろんの事、苔清水(雨に濡れた苔)の風情も見所です。
西明寺-蓬莱庭
地  域 25zc:高宮/南西C
Mapion 滋賀県甲良町池寺
山行日 2017.07.10、(曇)
鶴島と亀島
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庭園俯瞰
庭園俯瞰
奥の灯篭
十二神将の立ち石
三尊仏の立石
三尊仏の立石
亀島
鶴島
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心字池の中央には、折鶴の形をした鶴島と亀島を配す『池泉鑑賞式』の庭園です。鎌倉時代の灯籠で「弥陀六の灯籠」と呼ばれる八角石灯籠や、連珠模様の室町時代を偲ぶ石灯籠があります。庫裡南側の山の斜面を利用して築山とし、築山の立石群は、本堂に安置している本尊薬師如来・日光菩薩・月光菩薩の三尊仏とその眷属(十二神将)を表しています。また、植木の刈り込みは雲を表し、全体で薬師如来の浄瑠璃浄土を表し、仏の世界が具現化されています。
手前の灯籠
庭園パノラマ
十二神将の立ち石
鶴島、奥に亀島
庭園パノラマ
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