こほく-みずどりのさと ルート 湖北-水鳥の郷(10:00/11:10)
湖北-水鳥の郷
地  域 25ns:竹生島/南東W 概要 日本でもっとも広大で、世界で三番目に古い歴史を持つ琵琶湖は、水生生物の宝庫であり、1000種以上の生物が棲息しているといわれます。水鳥たちにとっても、ここは繁殖に適した楽園といえるようです。湖岸には、ヨシ原が多く残り、約500mの沖合の水深が2〜3mの遠浅になっていて、たくさんの水鳥が集まります。 昭和63年(1988)、この尾上地区から海老江地区の湖岸約2.5kmにかけて、水鳥公園として整備されました。野鳥センター(2階建の観察施設)や観察小屋、観察路などの設備を利用すれば、スコープもあり、気軽にバード・ウォッチングが楽しめ、研究員が周辺の水鳥、野鳥の様子を親切に教えてくれます。その後、この地を含む琵琶湖が「ラムサール条約※」の条約湿地となったことを受け、啓発・研究施設として環境庁(現環境省)が琵琶湖水鳥・湿地センターを建設、平成9年(1997)5月にオープンしました。まさに水鳥の郷です。
Mapion 滋賀県湖北町今西
標  高 87m/85m=02m
距  離
体力度 ―、☆
山行日 2023.12.13、(晴)
形  態 日帰り、1名
時  間 所要01:10/歩行00:30
アクセス 自家用車、00:50
備  考 特に問題なし
伊吹山(望遠)
山本山
水鳥たち
水鳥たち
左:竹生島、右:葛籠尾崎(つづらおざき)
右奥にある島は竹生島
渇水により干潟があらわれました
2023年12月13日現在、異常渇水により琵琶湖の水位が-71cm(過去最低水位:-123cm、平成6年(1994)12月となっています。
♪うみがわれるのよ〜♪、こんな歌がありました。北琵琶湖の水鳥公園ではまさにこの現象がおこっています。渇水による水位低下により、陸と島が陸続きとなり、「うみがわれている」状態となっています。この珍しい現象を確認しようと時間に余裕のある人たちが大挙確認に来ています。「みち」はありませんが島まで歩いて渡れます、途中湿地がありますので長靴を用意した方が賢明かと・・・・。
湖北水鳥公園 再南端部:海老江地区(北端の尾上地区から約2.5km)
Mapion
湖がわれるのよ〜
渇水により干潟があらわれました
※ ラムサール条約とは、昭和46年(1971)にイランのカスピ海の湖畔にあるラムサールという町で採択された「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」のことです。 水鳥をはじめ、多様な生き物が棲む湿地を守るために、世界各国が協力して環境保全を推進していこうというもので、令和4年(2022)12月現在、172ヶ国が加入して2,471ヶ所(日本では53ヶ所)が条約湿地となっています。 平成5年(1993)、琵琶湖周辺の6市15町(当時)にわたる湖岸一帯が登録され、全国で一番広い登録湿地となりました。 特にセンター周辺は遠浅で水生植物や魚も多く、小さい島もあるので最適の環境となっています。 天然記念物のオオヒシクイやオオワシをはじめセンター周辺で観察された鳥は53科250種類にのぼそうです。


オオヨシキリがヨシ原のあちこちで鳴く夏、春秋の渡りの季節、ガンやカモの仲間が越冬する冬、鳥たちは、四季それぞれに異なった生態を見せてくれます。国の天然記念物・オオヒシクイや公園の女王・コハクチョウ、県の鳥・カイツブリを筆頭に、これまで38科160種の野鳥が確認されています。琵琶湖北部にある水鳥の楽園です。冬になるとさまざまなカモ類、コハクチョウ、オオヒシクイ(日本での越冬地南限とか)もたくさんやってきます。そしてオオワシもやってきます。
湖岸道路から沖にある島と竹生島
左:山本山、右奥:伊吹山
湖岸へは「棲息地保護」の進入禁止の注意書きが・・・・
水鳥たち
竹生島(望遠)
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歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき