やまむろしつげん ルート ----
山室湿原2007
地  域 25n:長浜/南東C 概要 伊吹山山麓近くにある湿原です。大きくはありませんがサギソウやハッチョウトンボが棲息していることでも知られます。平地に近く、小さな湿原ですが、開発行為により多くの自然環境が壊されている中で、地域住民や行政などが一体となって守って居られます。特に、地元の小学校では、保護活動を活発に行われています。主要道路から農業用道路に入り、500mほど手前の道路わきに駐車。もちろん近接できるのですが、気持ちだけでも環境保護にと、かなり手前から歩いて湿原に向かいます。湿原は木道が敷設され、足元を特別な養生無しで周回できます。15分ほどで全体を観察できるのですが、訪問者もあまり多くありませんので、山間の風や湿原の佇まいを、独り占めにして観察することが出来ます。今回は、ハッチョウトンボをターゲットにした訪問です。登山口からは、北に伊吹山、東に霊仙山が望めます。
Mapion 滋賀県米原市(山東)
標  高 --
距  離 --
体力度 Θ
山行日 2007.06.20、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要--/歩行--
アクセス 自家用車、00:30
備  考 --
山は花園 「 山室湿原の妖精たち 」 はこちらからご覧いただけます
日当たりのよい湿原に生える多年草です。葉は一枚だけで、花も一つだけ咲きます。花の下にある小さな葉のように見えるものは苞葉です。和名は花の色が朱鷺(とき)の羽色からきた朱鷺色であることに由来しています。優しく美しい花姿から山草愛好家に好まれ、山野での個体数が減少し(主要因は園芸採取であるといわれています)、トキが日本で野生絶滅したように、トキソウも絶滅への道をたどっていると危惧されています。
トキソウ:草原に舞い降りたようです
ショウジョウトンボ
アキアカネなどの普通のアカトンボよりもひとまわり大きくて全身が真っ赤なトンボ
平地の池や水田、溝川などに広く分布し、都市周辺でも見かける機会が多く、水面上をパトロールするように飛んでいるのを見かけることもあります
ハッチョウトンボ
小さな湿原ですが、編集子のコヒーブレイクの場所として
時折目を休めに訪れています
湿原入口

乗用車はここまで入れるのですが、無理やり転回する人がいるので、ダートがだんだん広くなり、生態系が崩れてきています。できれば、200mほど手前の農道にも、路肩に駐車スペースがありますので、僅かな距離ですが、高揚感も味わえるので、自然保護も兼ねて歩いていただけることをお勧めします。編集子はさらに先の新幹線ガード脇に止めて風情を満喫しています。
この日は、午前中に西浅井町の山門水源の森を訪れました。午後から雨が降る予報でしたが、午後からもハイキング日よりでした。帰路にも当たるため、湿原のハシゴときめこみました。カキランはまだツボミ、でもトキソウがほのかなピンク色で舞っていました。もちろん、ハッチョウトンボも・・・・
一瞬、大きなハッチョウトンボだな・・・・、と驚いたのですが
本物のハッチョウトンボを見かけて納得
ちょっとしたハプニングでした・・・・
ハッチョウトンボは
日本でもっとも小さいトンボだとされています
その大きさは、はねの長さは15mm、体長20mmほどの小さなトンボです。雄は成熟すると写真のように、鮮やかな赤色になりますが
雌は麦藁色で、あまりめだちません
6月頃からめだち始め、8月には少なくなるそうです
湿原特有のトンボです
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山悠遊-滋賀伊吹
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき