歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
こんしょうざんこんしょうじ ルート 道の駅P(10:15)〜ナンダ坂狛坂〜金勝寺
〜金勝寺山(12:00)〜竜王山〜天狗岩(13:55)
〜白石峰〜竜王山(14:50)〜道の駅P(16:15)
金勝山金勝寺
地  域 25k:三雲/南西N 概要 金勝寺は、宗派:天台宗、山号:金勝山、本尊:釈迦牟尼如来、開基:良弁、創建:天正5年(733)。弘仁6年(815)嵯峨天皇の勅願を受け、興福寺伝灯大法師願安により、大伽藍が建立され大菩提寺と称しました。8世紀中頃までに山中に36坊を有し、近江の25別院を総括し、法相宗興福寺の山岳仏教道場でもありました。天長10年(833)、仁明天皇により、鎮護国家の僧侶を育成する官寺である「定額寺」に列せられました。その折の勅願の題字が、金光明最勝王経の金勝陀羅尼品の「金勝」であり、金勝山金勝寺と改称しました。栗東市の南方、金勝山(こんぜやま)の山中に位置し、東北方に位置する阿星山、東方に位置する飯道山とともに、金粛菩薩(こんしょうぼさつ)の霊地とされています。山上には仁王門、本堂、二月堂、虚空蔵堂などが建ちます。他に、山麓に里坊があります。
Mapion 滋賀県栗東町荒張
標  高 528m/518m=10m
距  離 約―km、斜度:max―゜
体力度 ―P、Θ
山行日 2010.02.23、(曇/晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要00:20/歩行00:10
アクセス 自家用車、01:50
備  考 特に支障なし
山頂に立つ馬頭観音堂
山頂に立つ馬頭観音堂
虚空蔵堂
刻文のある石垣→
本堂正面
「金勝寺遺跡」案内板
寺域の最奥にある金勝寺遺跡、大講堂跡礎石復元
寺域の最奥にある金勝寺遺跡、大講堂跡礎石復元
二月堂
仁王門 詳細はこちらから
参道
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「金勝寺」案内板
刻文のある石垣
参道
虚空蔵堂
本堂中景
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金勝寺の西方の山中には、平安時代初期の作とされる狛坂磨崖仏(国史跡)があり、この地域の仏教文化の歴史の古さがわかります。金勝寺は、初期には法相宗系の寺院でしたが、近江地方は比叡山が存在する関係で天台宗の勢力が強く、この寺も平安時代後期頃から天台系となりました。往時は、山上に36坊を数えたといわれますが、天文18年(1549)の火災で焼失し衰退しました。その後再建され、近世には徳川家康から30石を与えられましたが、往時の規模を取り戻すことはありませんでした。明治の政変に至り、仏供田30石、境内山林は上地となり、全くの無録の寺となりましたが、篤き人々の心に接し、再興の芽が兆しているそうです。
仁王門背面中景
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刻文
本堂背面
石垣の刻文
参道口
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山悠遊-滋賀甲賀